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2025.09.07
現地調査では、既存の窓枠の寸法や開閉の状態を細かくチェックしました。窓枠の歪みや取り付け面の強度を確認し、インプラスの設置に最適な条件が整っていることを確認したうえで、製品の発注を行いました。使用したインプラスは複層ガラス仕様で、断熱性能を最大限に発揮できるタイプを選定。ガラスの種類についても、透明ガラスではなくLow-E複層ガラスを採用し、熱の出入りを抑制する仕様としました。
施工当日は、まず窓周りを養生し、家具や床に埃や傷がつかないよう配慮。既存の窓はそのまま残し、内側に新しい窓枠を取り付けていく形で進めました。作業の工程ごとに水平・垂直を丁寧に確認し、気密性を損なわないように調整。わずかな隙間も断熱効果に大きく影響するため、職人の熟練した技術が求められるポイントです。また、リビングとキッチンで窓のサイズが異なるため、それぞれに最適な施工方法を採用しました。特にリビング側は大型の窓であるため、施工中の安全管理を徹底し、複数のスタッフが連携して設置作業を進めました。
BEFORE
AFTER
キッチンにある腰高窓の様子です。単板ガラスの窓は外気の影響を強く受け、冬場は調理中に冷気が入り込み、夏場は熱気がこもってしまうという不快な環境を生んでいました。換気のために窓を開け閉めする際も、結露による水滴で窓枠や手が濡れてしまう不便さがありました。施工後の写真では、インプラスが追加されたことで断熱性が飛躍的に向上し、調理中でも快適な温度を維持しやすくなりました。窓ガラスが二重になることで、外の音も入りにくくなり、静かな環境で料理ができるようになった点も大きな変化です。さらに、ガラス面に触れても冷たさを感じにくく、窓際で作業しても不快感が軽減されています。清潔感のある仕上がりは、日常生活の利便性を高めつつ、見た目の美しさにもつながっています。
リビングの大きな掃き出し窓が単板ガラスのままで、窓際に立つと冬場の冷気がダイレクトに伝わる状態が確認できます。外の道路からの車の走行音や人の話し声も入り込み、リビングでの会話やテレビ視聴に支障が出ていたことが伺えます。結露も多く発生し、窓枠やカーテンに水滴が付着してしまうため、日常的に拭き取りが必要でした。施工後の写真では、既存の窓の内側にインプラスが取り付けられ、二重窓になったことで、窓辺の印象が一気に引き締まっています。枠の色合いは室内のインテリアに自然に調和し、外観を損なうことなく機能性を高めることができました。実際に窓を閉めると外の騒音が大幅に減少し、室内の静けさが格段に向上しました。また、窓際の体感温度も改善され、リビングで過ごす時間がより快適になった様子が写真から伝わってきます。
施主様から最初に寄せられたご相談は、冬場の寒さと窓周りの結露でした。横浜市は比較的温暖な気候といわれる一方、住宅の断熱性能が十分でない場合、外気と室内の温度差によって窓ガラスに大量の結露が発生しやすくなります。特に今回のご家庭では、毎朝の結露拭き取りが大きな負担となっており、床や壁紙へのカビの発生も懸念されていました。また、リビングは道路に面しているため、車の走行音や近隣の生活音が室内に響くことも気になるとのことでした。さらに、キッチンは調理中に熱気がこもりやすく、冷暖房の効率が下がることも悩みの一つ。こうした複合的なお困りごとに対し、断熱性・防音性・省エネ性を高める方法を模索されていました。
内窓工事、特にインプラス施工を成功させるためには、表面的に窓を取り付けるだけではなく、細部への配慮と事前準備が大きなポイントとなります。まず重要なのは、既存の窓枠の状態を正確に確認することです。窓枠が歪んでいたり、経年劣化で木部が傷んでいたりすると、内窓を取り付けた際に気密性が確保できず、本来の断熱性や防音性が十分に発揮されません。そのため、施工前の現地調査で採寸を正確に行い、必要であれば下地の補修や調整を同時に検討することが欠かせません。
また、ガラスの選定も工事の効果を左右する大切なポイントです。断熱性を高めたい場合はLow-E複層ガラスを選び、夏場の冷房効率を考慮するなら遮熱性能を重視する仕様が適しています。一方、防音を優先したい場合はガラスの厚みや中間層の仕様を吟味する必要があり、施主の生活環境に合わせた最適なプランを提案することが大切です。さらに、窓の開閉方式によっても利便性や施工方法が変わるため、引き違い窓、掃き出し窓、腰高窓など、設置する場所の用途に応じたタイプ選びが求められます。
施工時には、水平と垂直をきちんと確認しながら枠を取り付けることが欠かせません。少しでも傾きがあると、窓の開閉がスムーズにいかなくなったり、隙間風や結露の原因になったりするためです。特に大型窓の施工ではガラスの重量があるため、複数人で協力して安全を確保しつつ設置することが大切です。また、取り付け後の仕上げにおいても細かな調整が必要で、パッキン部分や隙間をしっかりと確認することで、気密性と断熱性を最大限に引き出せます。
さらに、短期間で工事が終わることがインプラス施工の魅力ですが、スピードを優先するあまり養生や仕上げを疎かにしてはいけません。家具や床をしっかり保護し、施工後には清掃を丁寧に行うことで、施主に安心感を与え、施工品質の高さを示すことにつながります。加えて、施工後の使い方やお手入れ方法をきちんと説明することも大切です。窓ガラスの清掃方法や結露対策の基本的な注意点を伝えることで、長期にわたって快適な状態を維持できます。
内窓工事の本当のコツは、単に製品を取り付けるのではなく、施主の暮らしの悩みに寄り添い、それを解決するための最適な施工を提案し、最後まで責任をもって仕上げる姿勢にあります。インプラスは性能が高い製品であるからこそ、その力を最大限に引き出すには職人の丁寧な作業と配慮が欠かせず、その積み重ねが快適な住環境を提供する結果へとつながっていくのです
施工担当者コメント
今回の工事では、短期間で効果を実感していただけるリフォームを心掛けました。施工後に施主様から「室内がこれほど静かになるとは思わなかった」「朝起きたときの結露がほとんどなくなり、毎日の手間が軽減された」と喜びの声をいただきました。断熱性能が向上したことで冷暖房の効率も上がり、光熱費の削減効果も期待できます。1日で工事が完了するため、ご家族の生活リズムに影響を与えない点も、インプラス施工の大きな魅力です。今後もお客様の快適な暮らしを支えるリフォームを提供してまいります。今回の事例は、横浜市にお住まいのご家庭が抱えていた寒さ・結露・騒音という住まいのお悩みを、わずか1日の工事で解決した好例です。インプラスを用いた内窓工事は、生活の質を向上させながら、省エネ性を高める効果的なリフォームとして多くのご家庭に喜ばれています。大信建設は地域に根差した施工実績を積み重ね、500件を超えるリフォーム経験から最適な提案と丁寧な施工を提供しており、これからも横浜・海老名エリアを中心にお客様の快適な住環境づくりを支えていきます。