2025年06月14日
【スタイリッシュなトイレ空間】神奈川県横浜市でのトイレリフォーム工事、トイレ床改修工事
ご依頼主は、長年ご使用のトイレがタイル貼りのため水はけが悪く、床面に細かなヒビや剥がれが目立つことをお悩みでした。また、ご高齢のご家族が安心して使えるよう、滑りにくい仕上げ材を採用したい、かつデザイン性も損ないたくないとのご要望をお持ちでした。さらに、お仕事やお子さまの送迎の合間に工事が済むよう、できる限り短期間でリフォームを完了させてほしいというご要望も重なり、1日で仕上げる施工プランが求められました。まずは事前調査として、現地にて既存タイルの割れ状況や下地の状態を詳細に確認。旧タイルとタイル目地の間に水分が浸入している跡が見られたため、下地補修工程を追加する必要があると判断しました。リフォーム当日は朝8時に作業員がご自宅へ到着し、まず床面全体のタイルを慎重に剥がす作業から開始。剥がしたタイル下のモルタル層にひび割れがあったため、エポキシ系補修材で亀裂を充填し、完全に硬化させるまで待機時間を確保したうえで、塩ビシート防水材を塗布しました。シート防水は特殊なローラーを使用し、均一に塗り伸ばすことでつなぎ目のない仕上がりを実現。防水層の乾燥を促進するために、移動式のヒーターも併用しました。その後、抗菌仕様かつ高い防滑性能を持つビニル床シート(厚さ2.0㎜)を寸法カットし、床面へ貼り込んでいきました。切り合わせ部分は職人が定規とカッターを駆使してわずか数ミリのズレも許さず施工し、違和感のない連続模様を表現。壁際のコーキングはシリコン系の耐久性が高い材料を使用し、水跳ねや清掃時の摩耗にも強い仕様としました。また既存の便器や手洗い器は撤去せず、周囲を丁寧に養生したうえで床張り替えを実施。養生中も生活スペースを圧迫しないよう搬出経路や荷物置き場を工夫し、ご家族の動線に配慮した段取りを徹底しました。
