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2026.07.01

冬の寒さを防ぐために導入した浴室の基礎断熱ですが、実は床下に湿気がこもりやすく、カビの温床になりやすいという重大な落とし穴があります。お風呂周辺から漂うカビ臭さの原因は、換気不足やコンクリートから放出される初期水分、そして気密パッキンの施工不備による結露にあります。
多くの方が市販の薬剤や部分的な乾燥対策で解決を試みますが、構造的な隙間を放置したままでは根本的な解決には至りません。床下のカビだらけな状況を放置すると、住宅の木材劣化や健康被害といった見えない損失が膨らみ続けます。本質的な解決には、浴室と一般床下を繋ぐ人通口をスタイロフォームで完全に塞ぎ、一液発泡ウレタンで隙間風を遮断するプロの気密処理が不可欠です。
この記事では、基礎断熱特有の結露メカニズムを解き明かし、お風呂の暖かさを維持しながら湿気をピタッと止める具体的な改修リフォーム術を解説します。DIYによる対策の限界点から、現地調査での温湿度計測の重要性、さらに信頼できる施工会社の選び方まで、大切な住まいをカビから守り抜くための実務的な解決策を網羅しました。
CONTENTS
冬場の冷え込むお風呂場を劇的に暖かくしてくれる基礎断熱は、寒さに悩む多くの方に選ばれている優れた施工方法です。しかし、実はその暖かさと引き換えに、床下という目に見えない場所で深刻な湿気トラブルを引き起こすリスクを抱えています。
快適なはずの浴室床下でなぜカビが繁殖してしまうのか、その構造的なメカニズムに迫ります。
基礎断熱は、建物の外周部にあたる基礎立ち上がりに断熱材を張り付け、床下空間を「室内と同じ環境」にする工法です。床下からの冷気をシャットアウトして浴室を魔法瓶のように温めてくれる一方で、この空間は外気から完全に遮断された密閉性の高い部屋のようになります。
ユニットバスの周囲は、他の室内空間と比べてどうしても湿気が集まりやすいエリアです。ひとたび床下に湿気が侵入すると、風が通らない密閉空間であるがゆえに湿気が逃げ場を失い、まるでサウナのようにこもってしまいます。この「逃げ場のない湿気」こそが、カビの栄養源となる結露を招く最大の要因です。
「新築3年目なのに、お風呂の周りがなんだかカビ臭い」
こうしたお悩みの背景には、コンクリートが持つ特有の性質が深く関係しています。実は、基礎工事で打設されたコンクリートは、数日で固まったように見えても完全に乾燥しているわけではありません。新築から1〜2年の間は、内部に含まれる水分(吸着水など)を空気中に放出し続けています。
その水分量は、一般的な規模の住宅でおよそバケツ数百本分とも言われており、毎日少しずつ床下空間に湿気として供給されます。
新築初期の床下環境のイメージ
| 経過年数 | コンクリートの状態 | 床下空間の湿気リスク |
|---|---|---|
| 新築から1年目 | 水分の放出量が最大 | 結露が最も発生しやすい厳重警戒期 |
| 2年目 | 徐々に放出量が減少 | まだ湿気がこもりやすく油断できない時期 |
| 3年目以降 | 乾燥状態が安定 | 外部からの湿気侵入がなければ安定する時期 |
このように、新築初期は構造上どうしても床下の湿度が上がりやすいため、換気や気密の設計が少しでも甘いと、一気にカビの温床へと変わってしまいます。
多くの人が「結露は冬に起こるもの」と考えがちですが、浴室の床下においては「夏」に最も危険な結露が発生します。
夏の地熱は15度から18度程度と比較的低く保たれており、これに接している基礎コンクリートもひんやりと冷やされています。ここに、夏の生暖かく湿った外気が何らかの経路で床下に侵入すると、冷たいコップの表面に水滴がつくのと同じ現象が、基礎コンクリートの表面で一斉に沸き起こります。これが夏型結露です。
「お風呂の下が臭うから」と良かれと思って、浴室点検口の蓋を外して風を通そうとする行為は絶対に避けてください。室内側のエアコンで冷えた空気や、外の湿った空気が冷たい床下空間に入り込むことで、逆に大結露を引き起こしてカビの繁殖を爆発的に促してしまいます。床下の環境を健全に維持するためには、空気の流れを安易に作らず、緻密な気密管理を徹底することが不可欠です。
浴室の寒さを解消するために採用したはずの基礎断熱が、なぜか数年後に床下のカビ被害を引き起こしてしまう。この皮肉なトラブルに悩む方は少なくありません。実は、冬の寒さを防ぐ仕組みそのものが、施工のわずかな隙間や夏の湿気によってカビの温床へと姿を変えてしまうのです。
現場で多くの床下を潜り抜けてきた大工の視点から見ると、浴室下の湿気トラブルは単なる換気不足ではなく、構造的な「空気の抜け穴」と「初期水分のこもり」が複雑に絡み合って発生しています。
浴室の床下を基礎断熱にする場合、外気を遮断するために「気密パッキン」を用いて浴室まわりを完全に密閉する必要があります。しかし、住宅のメンテナンス用として基礎に設けられている「人通口(じんつうこう)」の塞ぎ方が甘いと、そこから重大な結露トラブルが始まります。
東京や神奈川エリアでの現場調査において、お風呂の下がカビ臭いというご相談をいただき点検口を開けると、驚くべきことに全体の8割以上で人通口の気密処理が不十分、あるいは塞ぎ忘れられている状態を目撃します。
人通口に隙間があると、浴室下の冷えた空気と一般床下の温かく湿った空気がぶつかり合い、境界線部分で激しい結露を引き起こします。
| 項目 | 正常な気密施工 | 不完全な人通口処理(カビの原因) |
|---|---|---|
| 浴室下の状態 | 完全に密閉された独立空間 | 一般床下とつながり外気が侵入 |
| 結露のリスク | 極めて低い | 夏場に冷えた基礎と混ざり大結露 |
| 対策方法 | 断熱材とウレタンによる完全密閉 | 隙間を放置したままの換気(逆効果) |
よくある誤解として「カビ臭いから点検口を開けて風を通そう」とする方がいますが、これは絶対にやってはいけません。夏の蒸し暑い外気が、地熱で冷やされた基礎コンクリートに触れることで余計に結露を悪化させ、カビの繁殖を加速させてしまいます。
基礎断熱された浴室下は、一度湿気が入ると極めて逃げにくい構造になっています。そのため、ユニットバスの配管まわりからの微細な水漏れ(漏水)は一気にカビの被害を広げる致命傷となります。
特に新築時やリフォーム時の施工段階で、給排水管が基礎を貫通する部分のコーキング処理(隙間埋め)が雑に行われていると、そこから床下の防湿シートをくぐり抜けて湿気が上昇します。
さらに、ユニットバスのトラップ(排水トラップ)や接続パッキンのわずかなズレによる水滴の滴りも、密閉された基礎断熱エリアでは蒸発できずに床下全体へ広がり、木部や基礎コンクリートの表面をカビだらけにする直接的な引き金になります。
基礎の立ち上がり部分や外周部に施工される断熱材(スタイロフォームなど)の「切り貼り」が雑になっている現場も後を絶ちません。大工仕事におけるミリ単位の妥協が、目に見えない「気流のルート」を作ってしまうのです。
断熱材同士の継ぎ目や、基礎と断熱材の間にわずか数ミリでも隙間があると、そこが冷気の通り道となり、壁内や床下で局所的な熱ロスが起こります。
このような施工不良による結露は、目に見えない壁の内部や浴槽の裏側で静かに進行するため、気付いたときにはお風呂周辺全体からカビの悪臭が漂うという深刻な事態に発展してしまいます。
お風呂場の寒さ対策として注目される基礎断熱ですが、工法の選択を一歩間違えると床下がカビの温床になるリスクを抱えています。湿気トラブルを防ぐためには、住まいの構造に合わせた適切な断熱設計の選択が欠かせません。
まずは、代表的な2つの工法における空気の流れと結露リスクの違いを比較表で整理しました。
| 項目 | 浴室の基礎断熱 | 浴室まわりの床断熱 |
|---|---|---|
| 空気の流れ | 密閉された床下空間(原則として空気は流れない) | 基礎パッキン等を通じて外気が常に循環する |
| 夏の結露リスク | 高い(冷えた基礎に湿った外気が触れると発生) | 低い(換気により湿気が留まりにくいため) |
| 冬の室温維持 | 非常に高い(床下からの冷気を完全に遮断) | やや劣る(浴槽下から冷気が入り込みやすい) |
| 主なカビ原因 | 気密施工の不備、コンクリート初期の放出水分 | 施工隙間からの局所的な結露、断熱材の湿気吸着 |
基礎断熱は、正しく施工されれば極めて高い断熱性を発揮しますが、一度湿気が侵入すると逃げ場がなくなるという諸刃の剣でもあるのです。
基礎断熱は、お風呂の床下を室内と同じ環境として扱う工法です。そのため、浴室の周囲は気密パッキンなどで完全に密閉され、外気が入らない設計になります。これにより冬場の床下温度は安定しますが、ひとたび湿気が内部に入り込むと、空気の逃げ場が完全に失われてしまいます。
一方、お風呂まわりだけを床断熱にする場合は、床下に外気を通すことで湿気を排出する設計になります。しかし、複雑な配管が入り乱れるユニットバスの床下で完璧な床断熱を施工するのは大工の技術的にも極めて困難です。隙間から冷気が吹き込み、結果として浴槽裏や脱衣室の境界で壁内結露を引き起こし、カビを発生させる原因になります。
多くの現場を見てきた経験から申し上げますと、お風呂の寒さに直結する一番の要因は、ユニットバスの床下に吹き込む冷気です。ユニットバス自体に十分な断熱性能がないと、浴槽のお湯はすぐに冷め、洗い場の床は氷のように冷たくなってしまいます。
快適性を維持するためには、システムバス自体を断熱材で包み込む対策と、お風呂を支えるベタ基礎周辺の断熱がセットで機能しなければなりません。断熱材がないお風呂は、常に床下からの冷気に熱を奪われ続けるため、脱衣室との温度差によるヒートショックのリスクも高まります。暖かく快適なお風呂を実現するためには、気密性を担保した上での確実な断熱処理が必要不可欠です。
床下からの湿気を防ぐ基本は、コンクリートの下に敷き込まれる防湿シートです。このシートが地面からの湿気をシャットアウトし、さらに十分な厚みを持つベタ基礎コンクリートがそれを抑え込む役割を果たします。
しかし、新築から約1年から2年の間は、強固に見える基礎コンクリート自体から大量の水分が空気中に放出されます。このコンクリート由来の水分が、逃げ場のない浴室下の密閉された基礎断熱空間に充満し、カビを発生させる直接の引き金になります。厚みのあるベタ基礎は建物の強度を高めますが、初期段階の乾燥期間においては、放出される湿気の量も比例して多くなる点に注意が必要です。
お風呂の床下で発生するカビを防ぐためには、湿気を「入れないこと」と「速やかに逃がすこと」の2つを徹底管理する必要があります。多くの現場を見てきた大工の視点から言わせていただくと、この両立こそが職人の腕の見せ所です。
神奈川や東京エリアにおける浴室下の湿気トラブルを調査すると、実はその大半がユニットバスの製品不良ではなく、床下空間の気密処理の甘さに起因しています。地熱で冷やされた基礎コンクリートに対して、外からの湿った空気が流れ込むことで引き起こされる結露が諸悪の根源です。
この問題を根本から解決するために、現場で実際に行われている大工作業の具体的なアプローチを3つのステップで詳しく解説します。
基礎断熱において、お風呂の下の空間は「室内と同じ環境」として扱わなければなりません。しかし、基礎工事の段階で作られる点検用の通り道である人通口が開いたままになっていると、他の冷たい床下空間から湿気や冷気が容赦なく流れ込んできます。
これを物理的に遮断するために、現場ではスタイロフォームと呼ばれる押し出し法ポリスチレンフォームの断熱ボードを使用して人通口を完全に塞ぎます。
ただ単に四角くカットしてはめ込むだけではプロの仕事とは言えません。コンクリートの表面は目に見えない凹凸があるため、わずかな隙間が生じてしまいます。
そのため、大工は以下のような手順でミリ単位の隙間も残さない施工を行います。
| 施工ステップ | 作業内容と職人のこだわり |
|---|---|
| 1. 実寸計測とカット | コンクリートの内寸を正確に測り、スタイロフォームを数ミリ大きめにきつめのサイズで切り出します。 |
| 2. 圧着はめ込み | 叩き込むようにして隙間なく人通口へ押し込み、仮固定します。 |
| 3. 気密テープ処理 | コンクリートと断熱材の境界部分に、耐久性の高い専用の気密防水テープを隙間なく貼り付けます。 |
この人通口の完全密閉を行うことで、お風呂の下のエリアが独立したクローズドな空間になり、外からの余計な湿気の流入をシャットアウトできます。
スタイロフォームで大枠を塞いだとしても、給排水の配管が基礎を貫通している部分や、コンクリートの複雑な角部分にはどうしても細かな隙間が残ります。このわずかな隙間から侵入する「微風(気流)」が、夏場に冷えた基礎に触れることで結露を招き、カビを育てる原因になります。
ここで活躍するのが、スプレー缶タイプで手軽に使用できる1液発泡ウレタンです。
ノズルの先から噴射されたウレタンは、空気中の水分と反応して数倍に膨らみながら、どんなに複雑な形状の隙間にも入り込んでカビの温床となる空気の通り道を塞ぎます。
大工が現場で実践するウレタン処理のポイントは以下の通りです。
この細かい気流止め作業を怠ると、どれだけ高価な断熱材を使っても本来の性能を発揮できません。地味に見えるウレタン処理こそが、お風呂の下の清潔な環境を守る最後の砦となります。
どんなに完璧な気密処理を施しても、数年、数十年と暮らしていく中での水漏れリスクや経年劣化を完全にゼロにすることは不可能です。そこで重要になるのが、異変にいち早く気づくための点検ルートの確保です。
脱衣室やユニットバスの床に設置されている点検口は、まさに床下の健康状態を確認するための窓口です。
年に1回から2回、特に湿気がこもりやすい梅雨明けや夏の終わりに点検口を開けて、内部をのぞき込む習慣をつけてみてください。
プロが点検口からチェックするポイントをまとめました。
ここでよくある落とし穴があります。夏場にお風呂の下がカビ臭いと感じた際、良かれと思って点検口の蓋を開け放して風を通そうとする方がいらっしゃいます。これは絶対にやってはいけません。
外の湿った暖かい空気が床下に流れ込むことで、地熱で冷え切った基礎コンクリートに触れて大結露を引き起こし、かえってカビの繁殖を爆発的に促してしまうからです。
点検口はあくまで現状を確認するためのものであり、換気口の代わりにはならないことを覚えておいてください。早期に湿気や水漏れの兆候を見つけたら、速やかに信頼できる専門の施工業者に相談し、適切な補修を行うことが住まいを長持ちさせる秘訣です。
冬場の寒さを和らげるため、お風呂の床下に断熱材を入れるDIYが注目を集めています。しかし、構造的な知識がないまま手を出してしまうと、数年後にお風呂の下を開けたとき、一面が真っ黒なカビの海に変わっているケースが後を絶ちません。床下は常に湿気と温度がせめぎ合うデリケートな空間です。まずは良かれと思ったセルフ補修がなぜ失敗を招くのか、その構造的なリスクについて専門的な視点から紐解いていきましょう。
お風呂の床が冷たいからと、浴槽の裏側やユニットバスの床裏に市販のアルミ断熱シートを貼り付けるDIYは非常に危険です。一見すると冷気を遮断できるように思えますが、実はこれこそが「内部結露」を引き起こす最大の引き金になります。
すき間なく完璧に密着させたつもりでも、波打つシートの裏側には必ず目に見えないわずかな隙間が残ります。浴室から床下に逃げた暖かい湿った空気がこの隙間に入り込み、床下の冷たいコンクリートや外気に冷やされることで、シートの裏側で大量の結露水へと変化します。これが乾燥することなく滞留し続け、気づいたときにはユニットバスのFRP素材や周囲の木部を侵食するカビの温床となるのです。
断熱の基本は、隙間のない一体化した気密層を作ることです。凹凸の多いユニットバスの裏側に手作業でシートを貼る行為は、湿気だまりを作るだけの結果に終わりかねません。
基礎のコンクリートから上がってくる湿気を防ぐために防湿シートを敷いたり、隙間風を防ぐためのテープを貼ったりする作業も、床下という特殊な環境下では一筋縄ではいきません。
床下で作業する際によくある落とし穴を以下の比較表にまとめました。
| DIYで行う対策 | 期待できる効果 | 現場で発生するリアルな失敗リスク |
|---|---|---|
| 防湿シートの敷設 | 地面からの湿気上昇を抑える | シートの重ねしろが甘く、隙間から湿気が集中して噴き出す |
| すき間風防止テープ | 外部からの冷気進入を防ぐ | 結露の水分で粘着力が低下し、数ヶ月で剥がれて気流が復活する |
| 床下点検口の開放換気 | 夏場に風を通して乾燥させる | 外の生暖かく湿った空気を引き込み、冷たい基礎に触れて大結露を招く |
特に注意すべきは、夏場に「カビ臭いから」と良かれと思ってお風呂の点検口を開けて風を通そうとする行為です。これをやると、湿気を含んだ夏の外気が冷え切った床下の基礎コンクリートに触れ、コップの表面のように結露がびっしりと発生します。良かれと思った換気が、かえってカビの繁殖を爆発的に加速させてしまうという皮肉な結果を招くのです。
隙間を埋めるために市販の1液性発泡ウレタンスプレーを使用する方も増えています。しかし、ウレタンは一度膨らむとカッターなどで削る必要があり、そのカット面(断面)から水分を吸い込みやすくなる性質があります。
また、配管の周囲や基礎の角など、見えている部分だけを部分的にウレタンで塞ぐと、行き場を失った湿気交じりの気流が、さらに小さな隙間へと集中して流れるようになります。専門知識がない状態で局所的な穴埋めを繰り返すと、壁の内部や人通口の奥など、より見えにくく補修が困難な場所で結露が激化することになります。
床下の気密と断熱は、全体の空気の流れをコントロールする高度な技術が必要です。カビの臭いや湿気を感じたら、部分的なDIYで誤魔化すのではなく、構造を熟知したプロに全体の気流を診断してもらうことが、大切な住まいを長持ちさせる最も確実な近道です。
お風呂の床下を開けたら一面に広がっていた黒い点や白くモヤがかった物体、そして鼻を突くツンとした臭い。この状態を解決するためには、一時的なお掃除ではなく構造から見直す抜本的な対策が必要になります。まずは、プロがどのようにそのカビを退治し、どれくらいの費用がかかるのかを分かりやすく解説します。
床下のコンクリートや木部に発生したカビを根本から退治するには、市販の漂白剤をスプレーするだけでは全く足りません。プロの現場では、カビの根を死滅させる専用の除菌剤を噴霧した後に高圧洗浄や物理的な擦り落としを行い、仕上げに再発を防ぐ防腐・防カビ剤を強力に浸透させます。
この徹底的な殺菌処理にかかる一般的な費用目安をまとめました。
| 工事内容 | 費用の目安(坪単価) | 作業時間の目安 | 期待できる効果 |
|---|---|---|---|
| カビ高圧洗浄・殺菌消毒 | 1.5万円から2.5万円 | 1日 | 既存のカビ菌の完全死滅 |
| 防カビ・防腐コーティング | 2万円から3万円 | 1日 | 湿気が戻っても菌を寄せ付けない |
| 基礎断熱の隙間補修・気密処理 | 8万円から15万円(一式) | 1日 | 結露の根本原因である気流の遮断 |
お風呂まわりの床下は非常に狭く、潜り込んでの作業は困難を極めます。確実な技術を持つ専門業者に依頼することが、最も財布に優しく、健康被害を防ぐ近道となります。
浴室まわりのカビを繰り返さないためには、場当たり的な工事を避け、精密な現状把握を行うことが大前提です。カビが発生しているということは、その場所が「カビにとっての天国」になっている証拠だからです。
現地調査の際、プロの職人は目視だけで判断せず、専用の計測器を用いて科学的なデータを集めます。
コンクリートにまだ大量の水分が眠っている状態で強力な密閉処理をしてしまうと、湿気が逃げ場を失い、余計にカビの被害が悪化します。水分量や温度のバランスを測定器で正しく把握することこそが、失敗しないリフォームの土台となります。
特に新築から3年以内に浴室周辺からカビの臭いが漂ってきた場合、それは自然劣化ではなく、家を建てた時の工事に不備があった可能性が非常に高いです。
神奈川や東京エリアにおける浴室下のトラブルを検証すると、水漏れが原因ではなく、基礎同士を仕切る人通口の塞ぎ忘れや、気密パッキンの施工不良による外気の流入が原因であるケースが実に85%以上を占めています。
ハウスメーカーや工務店に点検を依頼、または不具合を指摘する際は、以下のポイントを毅然と確認してください。
もしこれらの処理が施されておらず、外の空気が浴室下に流れ込んでいるようであれば、それは明らかに施工時の配慮不足です。泣き寝入りせず、測定データや現場の写真を元に、初期の施工不備として無償補修を交渉する判断基準にしてください。
浴室の寒さを解消するために床下を密閉する工法を採用したものの、数年後に脱衣所やお風呂周辺からツンとするカビ臭さを感じるケースが後を絶ちません。実は、神奈川県や東京都町田市周辺における浴室床下の湿気トラブルを調査すると、水漏れが原因ではなく、床下の気密施工の甘さや人通口の塞ぎ忘れによる隙間風が原因であるケースが全体の85%以上を占めているのが現実です。
太平洋側に位置するこのエリアは、夏場に高温多湿な空気が流れ込みやすく、冬場は強い乾燥に見舞われるという独特の気候特性を持っています。この激しい季節変化があるからこそ、マニュアル通りの施工では防ぎきれない床下の結露リスクに先手を打つ、確実な大工技術による湿気対策が必要不可欠になります。
大信建設は、神奈川県全域と東京都町田市エリアを中心に、これまで1,000件以上の住まいのリフォームや修繕工事を手掛けてきました。現場の最前線で多くの床下を見てきた大工の目から見ると、浴室の基礎断熱におけるカビ問題は、建物の構造と地域の気候を正しく理解していれば十分に防げるトラブルです。
特に夏場、お風呂の下がカビ臭いと感じて良かれと思い、点検口の蓋を外して風を通そうとする行為は最も避けるべき落とし穴です。外の蒸し暑い空気が床下に入り込むと、地熱でひんやり冷やされた基礎コンクリートに触れて大結露を起こし、カビの繁殖を爆発的に促してしまいます。
大信建設では、こうした地域の気候による空気の動きを計算し、現場ごとの構造に合わせて最適な気密処理を行います。
浴室下の環境を正常に保つための工法の違いは以下の通りです。
| 対策項目 | 一般的なリフォーム店の対応 | 大信建設の専門施工 |
|---|---|---|
| 原因特定 | 目視によるカビの拭き取りのみ | 温湿度やコンクリート水分量の計測 |
| 人通口処理 | 簡易的な防湿シート張り | スタイロフォームによる完全密閉 |
| 隙間対策 | 市販のコーキング剤補修 | 1液発泡ウレタンによる気流止め |
| カビ処理 | 一般的な除菌スプレー散布 | 専門の殺菌洗浄と防カビコート |
このように、一時しのぎの掃除ではなく、湿気が集まるルートを物理的に断ち切る大工技術を提供しています。
お風呂まわりのカビ臭さは、放置するほど床下の木部を腐らせ、健康被害やシロアリを呼び寄せる引き金になります。不安を抱えるお施主様を1日でも早く安心させるため、大信建設ではお問い合わせをいただいてから最短1日でのスピード見積もり対応を行っています。
この迅速な対応が可能な理由は、下請け業者を挟まない完全自社施工の職人ネットワーク体制を確立しているからです。電話やメールで状況をお伺いした段階で、現場で必要となる資材や施工手順を正確に予測できるため、現地調査からご提案、お見積書の作成までを極めてスマートに進めることができます。
余計な中間マージンをカットし、本当に必要な補修工事だけに絞った費用提案を行うため、コスト面でも無駄のない確実な住まいのメンテナンスが叶います。
大信建設の仕事は、工事を完了して終わりではありません。一度徹底的な殺菌洗浄を行い、人通口をスタイロフォームと1液発泡ウレタンで完全に密閉した後は、お風呂の暖かさを維持しながらカビの再発を完全に防ぐための定期的なサポート体制をご用意しています。
万が一、施工後に気になる点や、お風呂の使い勝手に関する疑問が生じた際も、地元に密着したフットワークの軽さですぐに駆けつけます。
お風呂の基礎断熱まわりに発生する湿気やカビへの対策として行う、大信建設の主なアプローチは以下の通りです。
寒さに凍えることのない暖かい浴室と、カビの不安がない健康的でサラサラな床下環境を同時に手に入れるために、現場を知り尽くしたプロフェッショナルが全力で住まいをお守りします。
著者 – 大信建設
私たちが神奈川や東京の住まいをリフォームする中で、浴室の「寒さ」を解消するために基礎断熱を施したものの、数年後に床下を開けるとカビが充満していたという現場に直面してきました。暖かさを求めるあまり、人通口の気密パッキンのわずかな隙間や、新築コンクリートが放出する水分への配慮が不足し、床下に湿気を閉じ込めてしまう施工不良が後を絶ちません。こうしたトラブルは、現場を経験した大工や技術者でなければ、本当の原因を突き止めることが困難です。誤ったDIY対策や簡易的な補修でさらに状況を悪化させてしまう前に、現地での徹底的なヒアリングと確実な気密処理がいかに重要であるかを知っていただきたく、施工会社としての知見をこの記事に込めました。
COLUMN
