リフォームに関する
さまざまな情報を発信

2026.10.20

日立製の給湯器を長く安全に使い続ける鍵は、日常の浴槽フィルター清掃に加え、月1回の漏電遮断器チェック、そして年2〜3回行うタンクの水抜きと逃し弁の点検を正しく積み重ねることにあります。多くのご家庭では取扱説明書を開く機会もないまま放置されがちですが、内部に溜まった沈殿物や配管の汚れを放置すると、熱効率の低下や電気代の高騰、さらには突然の機器故障を招きます。
しかし、ネット上の断片的な情報だけを頼りに作業を行うのは危険です。逃し弁レバーの戻し忘れによる水漏れや、力任せの操作による樹脂バルブの破損、さらには頻出するエラー表示に対してブレーカーのオンオフを繰り返した結果、基板をショートさせて高額な修理費用に発展する二次被害が現場では後を絶ちません。
本記事では、1,000件以上の現場を直接施工してきた住宅設備の専門家が、自分で安全に完結できるメンテナンス手順を体系化しました。止水栓や排水栓を正しく扱う水抜きの具体策から、C23やエラー31といった警告表示の一次対応、寿命を見極める修理と交換の判断基準までを網羅しています。無駄な出費を回避し、日立製給湯器の性能を極限まで引き出して寿命を延ばすための実践的な保守技術を、余すところなくお持ち帰りください。
CONTENTS
日立製の給湯器を長くトラブルなく使い続けるためには、日頃のお手入れと定期的な点検が欠かせません。高性能なエコキュートであっても、完全に放置したままでは本来の省エネ性能を発揮できず、思わぬ故障を招く原因になります。日々のわずかな手入れと正しい知識を持つだけで、機器の負担を大幅に減らせます。
設置してから一度も水抜きをしたことがないというご家庭は少なくありません。水道水には微量のカルシウムやマグネシウム、配管由来の微細なサビが含まれています。これらは沸き上げを繰り返すうちに結晶化し、タンクの底部へ沈殿物となって溜まっていきます。
長年放置されたタンクの底を開けると、数センチものスケールや泥状の汚れが蓄積しているケースを現場でも数多く目撃します。この沈殿物がヒートポンプ配管や熱交換器へ流れ込むと、循環不良によるエラーや機器内部の詰まりを引き起こします。配管内のセンサーが汚れを感知して異常停止するだけでなく、最悪の場合は配管自体の腐食や水漏れに繋がるため、定期的な排出が不可欠です。
日立が推奨するお手入れは、日常的に行う簡単なものから数カ月に一度の点検まで明確に分かれています。作業ごとの頻度と目的を把握しておけば、無理なくセルフケアを継続できます。
| 点検の頻度 | チェック箇所 | 主な作業内容と目的 |
|---|---|---|
| 日常(入浴後) | ふろ循環アダプター | フィルターを外し歯ブラシでゴミを除去、循環不良を防ぐ |
| 月に1回 | リモコンの現在時刻 | 時間のズレを正し、電気代の高い昼間の沸き上げを防止 |
| 月に1回 | 漏電遮断器 | テストボタンで正常に電源が切れるか確認し感電を防ぐ |
| 年2〜3回 | 貯湯ユニット(水抜き) | 排水栓を開いて底部に溜まった沈殿物やサビを外部へ排出 |
| 年2〜3回 | 逃し弁レバー | レバーを上げて排水口から湯水が出るか確認し圧力異常を防ぐ |
| 半年に1回 | ふろ追いだき配管 | 風呂釜洗浄剤を使用して循環パイプ内の湯垢や雑菌を除去 |
日常のフィルター清掃はお湯の張りをスムーズにし、機器への余計な負荷を減らします。月に一度の時刻確認や安全装置のテスト、そして季節の変わり目に行うタンクの排水作業を組み合わせることで、重大な故障トラブルを未然に防ぐことが可能です。
日立製エコキュートの大きな強みは、高断熱材を採用したウレタンク構造にあります。発泡スチロール樹脂に比べて圧倒的な断熱性能を誇り、一度沸かしたお湯が冷めにくいため、深夜に蓄えた熱を効率よく日中まで保ちます。
給湯器の一般的な寿命は10年ほどとされていますが、タンクの汚れを定期的に清掃し、保温性能を損なわないよう適切に管理することで、15年近く安定して稼働させることも十分に可能です。断熱性能が高いからこそ、内部配管やバルブの劣化を定期メンテで見極め、適正な温度管理を維持することが光熱費の削減と機器の延命に直結します。優れたハードウェアの性能を最大限に引き出すためにも、正しい保守管理を習慣にしていきましょう。
日立製エコキュートの性能をフルに発揮させて寿命を延ばすために、絶対に欠かせない作業がタンクの水抜きです。実のところ、築7年から10年ほど経過した戸建て住宅にお伺いすると、一度も水抜きをしたことがないというご家庭に遭遇することが珍しくありません。
長年放置された貯湯タンクの底部には、水道水に含まれるカルシウムスケールや配管から生じた微細なサビが混ざり合い、数センチもの沈殿物となって溜まっています。これらを定期的に排出しないと、配管の詰まりやセンサー異常を招き、最悪の場合はタンクユニットの故障を引き起こします。作業自体は年に2〜3回、1回あたり数分で終わる簡単なメンテナンスですので、安全な正しい手順をマスターしましょう。
| 作業項目 | 目安頻度 | 主な目的 | 放置した場合のリスク |
|---|---|---|---|
| タンクの水抜き | 年2〜3回 | タンク底に溜まった沈殿物やサビの排出 | 湯垢の混入、配管の詰まり、センサーの誤作動 |
| 逃し弁の点検 | 年2〜3回 | 圧力調整弁の固着防止と動作確認 | タンク内圧の異常上昇、水漏れトラブル |
| 配管エア抜き | 水抜き作業直後 | 配管内に入り込んだ空気の排出 | 異音の発生、シャワーの水圧低下、湯切れ |
作業を始める前に、まずは貯湯タンクユニットの足元にある脚部カバーを取り外します。カバーは左右の樹脂製クリップやビスで固定されているケースが多いため、無理に引っ張らずに丁寧に取り外してください。
カバーを外すと、内部に給水止水栓と排水栓が現れます。ここで最も注意したい現場のリアルな落とし穴は、長年動かしていない樹脂バルブの劣化です。プラスチック製の排水栓は、年数が経つと紫外線や熱で固着してもろくなっています。力任せにひねるとバルブが根元からへし折れ、床下浸水や止水不能の大惨事になりかねません。慎重に動かすことを心がけてください。
このとき排水口から流れ出るお湯は、80度を超える熱湯になる場合があります。手や足にかかると大火傷を負う危険があるため、排水ホースの向きを事前に確認し、絶対に排水口付近へ素肌を近づけないよう注意を払いましょう。
タンク水抜きにおいて、多くの施主様がうっかりやってしまうトラブルが逃し弁レバーの戻し忘れです。
逃し弁は、お湯を沸かす際に膨張したタンク内の圧力を逃がすための大切な安全装置です。水抜きをするときは、このレバーを上げてタンク内に空気を取り込むことで、底部の排水をスムーズに促進させます。
しかし、排水栓を閉めた後にこのレバーを寝かせて元の位置へ戻すのを忘れてしまうと、逃し弁の隙間から常にお湯がチョロチョロと排水され続けてしまいます。翌朝になって、お湯がまったく沸いていない、あるいはリモコンにお湯が出ないというエラー表示が出てパニックになり、慌てて修理の問い合わせをいただくケースが後を絶ちません。
逃し弁のレバーを元の位置に倒した後は、排水配管から水がポタポタと漏れ続けていないかを必ず数十秒間見守る習慣をつけてください。レバーを戻しても水が止まらない場合は、弁のシート面にゴミが噛んでいる恐れがあるため、レバーを2〜3回軽く上下させてゴミを洗い流すとピタッと止まります。
水抜きを終えてホッとしたのも束の間、家の中でお湯の蛇口をひねった瞬間に、ボコボコッという激しい衝撃音とともに白濁した水が飛び散り、驚かれる方が大勢いらっしゃいます。この現象は故障ではなく、作業中に配管内へ入り込んだ空気が押し出されているサインです。
このエアを噛んだ状態を放置したまま給湯器を通常運転させてしまうと、配管内の圧力バランスが崩れて湯量設定が狂ったり、循環ポンプに負荷がかかってエラーコードが点灯したりする原因になります。そのため、水抜き作業の直後には必ずエア抜き運転を実施しましょう。
混合水栓のレバーをお湯側に全開にし、音が静まって水がスーッと滑らかに流れるようになるまで約1分から2分間出し続けます。お風呂場だけでなく、キッチンや洗面所など給湯配管が繋がっているすべての水栓で順番にお湯を出していくのが確実です。
配管から空気をすっかり抜き切ることで、日立のエコキュートが持つ高い給湯圧力を維持し、快適なバスタイムを安心して楽しむことができます。
日立製の給湯器を長く安全に使い倒すためには、日々のちょっとした気配りが欠かせません。大掛かりな分解掃除をしなくても、カレンダーに印をつけて月1回や半年に1回だけ触るだけで、電気代の余計な流出や重大な機器トラブルを驚くほど防げます。
現場を数多く見てきた技術者の視点から、家計と安全を直結で守る必須のお手入れポイントを分かりやすく紐解きます。
日立エコキュートの最大の強みは、夜間の割安な深夜電力を賢く利用してお湯をたっぷり沸き上げる機能にあります。ところが、停電や長年の使用で台所や浴室のリモコン表示時刻が1〜2時間ズレているご家庭が珍しくありません。
時計がズレたまま稼働していると、電気代が最も割高な夕方や日中の時間帯に「深夜だ」と機械が勘違いして沸き上げ運転を始めてしまいます。その結果、本来得られるはずの省エネ効果が帳消しになり、毎月の電気代が跳ね上がる原因になります。
| 確認項目 | 目安の確認時期 | 放置した際のリスク |
|---|---|---|
| リモコンの現在時刻 | 月に1回(月初など) | 割高な昼間電力での沸き上げによる電気代高騰 |
| 沸き上げ時間帯設定 | 電気料金プラン変更時 | 契約プランと実際の稼働時間の不一致 |
| タンク沸き増し設定 | 季節の変わり目 | 不要な沸き上げによる余計な電力消費 |
月のはじめには、壁のリモコンの液晶時計がスマートフォンの正確な時刻と合っているか必ず見直してください。数分のズレであれば問題ありませんが、30分以上の狂いがあればすぐに時刻合わせを実行するのが賢明な節約の第一歩です。
屋外の貯湯タンクユニットには、万が一の漏電事故を食い止めるための安全装置である漏電遮断器が組み込まれています。雨風にさらされる屋外配管の被覆や内部ヒーターの劣化で漏電が起きた際、瞬時に電気を遮断して火災や感電から住まいを守る命綱です。
この遮断器が「いざという時に固着して落ちない」という事態を避けるため、月1回のテストボタン点検を習慣にしましょう。
万が一、テストボタンを押してもレバーが落ちない場合や、レバーを「入」に戻しても固定されずに落ちてしまう場合は、内部回路で重大な異常が発生している危険サインです。無理に通電を続けず、すぐに専門業者へ点検を要請してください。
浴槽のお湯は綺麗に見えても、循環口の奥にある追いだき配管の内部には、皮脂汚れや入浴剤の成分、雑菌がドロリとしたバイオフィルムとなって蓄積していきます。半年に1回は、市販の風呂釜洗浄剤(1つ穴用)を使って配管内部を丸洗いしましょう。
日立エコキュートには配管自動洗浄機能が備わっている機種も多いですが、日常の自動洗浄は「ただのお湯で洗い流す」だけにとどまるため、こびりついた皮脂の油分までは溶かしきれません。薬剤を使ったディープクレンジングが必要です。
洗浄中にお湯を循環させた際、配管から茶褐色や白っぽい湯垢の塊がドバッと吐き出されてくることがあります。この汚れをそのままにしておくと、循環ポンプの負荷を高めて機器寿命を縮める引き金になります。定期的にお腹の中を洗ってあげる感覚で、清潔な配管環境をキープしてください。
日立製の給湯器でメンテナンスを考えるとき、まず手をつけたいのが毎日触れるお風呂場のお手入れです。特別な工具を使わなくても、浴槽アダプターや台所・浴室のリモコンを正しく拭くだけで、機器の負担を大幅に減らせます。
日々のお手入れを怠ると、湯あかや皮脂汚れが配管奥へ流れ込み、思わぬ故障や温度ムラを招く原因になりかねません。家族が毎日入るお風呂だからこそ、清潔な状態をキープしてエコキュートをいたわりましょう。
浴槽内にある丸い金具、ふろ循環アダプターのフィルターは、追いだき時にお湯を吸い込む大切な入り口です。ここに髪の毛や湯あかが詰まると、循環不良を起こして機器に余計な負荷がかかります。お湯を抜いたタイミングで、次の手順に沿ってサッと清掃しましょう。
| チェック項目 | 正常な状態 | 危険な兆候 |
|---|---|---|
| フィルターの網目 | 向こう側が透けて見える | 白い湯あかや髪の毛で塞がっている |
| 取り付け状態 | ぐらつきがなく固定されている | 斜めにはまり、手で引っ張ると外れる |
| 追いだき時の様子 | スムーズにお湯が循環する | ゴボゴボと異音が混じる |
外したフィルターを斜めに取り付けたまま追いだきを使うと、大きなゴミがそのままヒートポンプ配管内部へ吸い込まれてしまいます。業界人の目線で見ても、配管の奥でスケールが詰まるトラブルの多くはフィルターの取り付けミスから始まっていますので、最後のロック確認だけは忘れずに行ってください。
台所やお風呂にあるリモコンは、調理中の油煙や手の皮脂、水あかが付着しやすい場所です。タッチパネルや押しボタンの隙間に汚れが入り込むと、接触不良や誤作動の引き金になります。
普段のお手入れは、水で濡らして固く絞った柔らかい布でサッと表面を拭き取るだけで十分です。油汚れやベタつきが気になるときは、台所用の中性洗剤をぬるま湯で100倍程度に薄め、布に含ませて拭き掃除をしてください。
仕上げに洗剤成分が残らないよう水拭きし、乾いた布で水気を完全に拭き取ります。酸性やアルカリ性の洗剤、シンナー、アルコールなどは、プラスチックを劣化させて液晶画面を白く曇らせるため、絶対に使わないよう注意しましょう。
シャワーの水圧が最近弱くなった、あるいは浴槽へのお湯はりで設定した湯量と実際の水位がズレてきたと感じる場合、屋外のタンクユニットにある給水口ストレーナーが目詰まりしている可能性があります。水道水に含まれる微細な砂や配管のサビをキャッチする金属網のお手入れ手順を押さえておきましょう。
水道管の工事後や、築年数が経った住宅ではストレーナーにサビの破片が蓄積しやすくなります。半年に1回ほどここを点検してスムーズな給水を保つことが、日立エコキュートの能力を最大限に引き出す隠れたポイントです。
リモコンに普段見慣れない数字やアルファベットが点滅すると、今夜お風呂に入れるのかと不安になりますよね。ですが、慌てて手当たり次第にボタンを押すのは禁物です。
日立製のエコキュートをはじめとする給湯器のエラー表示は、機械が異常を検知して重大な事故を防ぐための安全サインです。まずは表示されているコードをメモし、正しい初期対応を行いましょう。
日立の給湯機器で特に冬場や長年使用した現場で頻発するのが、C23やEr24といった循環系のエラーコードです。これらはタンクユニットとヒートポンプユニットの間でお湯がうまく循環していないときに点灯します。
主な原因は、配管内の水アカやゴミの詰まり、冬場の配管凍結、あるいは循環ポンプ自体の経年劣化です。
| エラーコード | 主な発生原因 | 現場で確認すべき一次チェック |
|---|---|---|
| C23 | 沸き上げ時の高温異常・循環不良 | 給水口ストレーナーの詰まり、冬季の配管凍結 |
| Er24 | ヒートポンプ循環系の異常 | 止水栓の開き具合、配管の潰れや急激な冷え込み |
ご自身で確認できる対応策として、まずは本体の給水ストレーナーを取り外してゴミが溜まっていないか確認してください。冬場の氷点下を記録した朝であれば、気温の上昇とともに凍結が自然解凍されるのを待つことで復旧するケースも多く見られます。
リモコンにエラー31や32が表示された場合、タンク内部や配管からの漏水、あるいは漏水センサー自体の異常を知らせています。給湯器周辺で水漏れが発生している可能性が高いため、迅速な行動が必要です。
放置すると基礎部分を濡らし続けるだけでなく、集合住宅や敷地境界では思わぬ近隣トラブルに発展しかねません。
以下の手順で落ち着いて状況を確かめてください。
水漏れが目視で確認できた場合は、内部の部品破損や銅管のピンホール穴あきが考えられます。無理にいじらず、元栓を閉めてから専門窓口へ速やかに連絡を入れましょう。
エラーが出た際、手っ取り早くお湯を使いたいからと漏電遮断器や分電盤のブレーカーを何度も入り切りしてリセットを試みる方がいらっしゃいます。また、裏ワザのようにメンテナンスモードを操作して強制解除しようとする行為も散見されます。
しかし、この安易なリセット操作は非常に危険です。
私たち現場の技術者が点検に伺うと、度重なるブレーカーのオンオフによる突入電流が原因で、制御基板がショートして完全に沈黙している現場に遭遇することがあります。本来なら数千円程度のセンサー交換や配管掃除で直ったはずの軽微なトラブルが、基板全損によって十数万円の高額修理に化けてしまうのです。
リセット操作は取扱説明書に記載された正規の手順で1度だけ試し、それでも再度同じエラーが出る場合は、機械がSOSを出している証拠と捉えてプロの点検を受けましょう。
給湯器に不具合が起きた際、頭を悩ませるのが直すべきか買い替えるべきかという選択です。日立製のエコキュートをはじめとする高機能な給湯器は、日頃のメンテナンス次第で寿命が大きく変わります。しかし、機械である以上は必ず寿命の壁が訪れます。判断を誤ると、高額な修理代を払った数か月後に別の箇所が壊れて本体ごと交換になるという二重の出費に見舞われかねません。
プロの現場視点で断言すると、判断の最大の基準は設置からの経過年数です。
| 使用年数 | 主な機器の状態 | 推奨される対応 |
|---|---|---|
| 1〜5年目 | 初期不良や軽微なセンサー異常が中心 | 無償または低価格での部分修理 |
| 6〜7年目 | 弁類やパッキンなど消耗部品の経年劣化 | 部品交換による継続使用 |
| 8〜10年目 | 複数箇所の摩耗が進み故障リスクが急増 | 修理費用の見積もり次第で交換を検討 |
| 11年目以降 | 主要基板やコンプレッサーの寿命期 | 修理部品の供給停止もあり本体交換を推奨 |
ご自宅の給湯器が今どのステージにあるのかを正しく見極めることが、無駄な出費を抑える第一歩となります。
設置から8年を超えると、メーカーの無料保証期間は完全に終了しています。この時期に発生する修理には、技術料だけでなく出張料や部品代が重くのしかかってきます。
特に注意したいのが、エコキュート特有の心臓部であるヒートポンプユニットの不具合です。内部のコンプレッサーや電子基板が故障した場合、部分的な修理であっても約8万円から15万円前後の高額な請求になるケースが珍しくありません。
現場で数多くの機器を見てきた経験からお伝えすると、8年を超えた機器に10万円以上の修理費用をかけるのは賢い選択とは言えません。なぜなら、1箇所を直しても数か月後には別の弁や配管接続部が劣化して水漏れを起こし、結局は修理のイタチごっこに陥るリスクが極めて高いからです。
修理見積もりが5万円を超える場合は、今後の耐用年数と最新省エネ機種による電気代削減効果を天秤にかけ、本体の交換へシフトする判断基準を持つことが重要です。
給湯器の調子が悪くなった際、インターネットで見かける極端な格安交換業者へ安易に飛びつくのは危険です。目先の本体価格や工事費の安さだけで業者を選んでしまうと、数年後に取り返しのつかないトラブルへ発展することがあります。
格安工事の現場で頻繁に見受けられるのが、配管まわりの手抜き施工です。
このようなずさんな作業が行われると、冬場に気温が氷点下へ下がった際、保温材の隙間から冷気が侵入して配管があっという間に凍結します。最悪の場合、内部の銅管が膨張して破裂し、敷地内が水浸しになる大事故につながります。本体の設置技術だけでなく、過酷な外気環境から機器と配管を守り抜く丁寧な断熱処理を行える信頼できる施工店を選ぶことが不可欠です。
急にお湯が出なくなると焦ってすぐに電話をかけたくなりますが、事前準備なしに連絡すると状況確認だけで多くの時間を無駄にしてしまいます。日立の修理コールセンターやお客様相談窓口へ問い合わせる前に、必ず手元に控えておくべき情報があります。
特にエラーコードは、内部のどのセンサーが異常を検知しているかをピンポイントで示す重要な情報です。電話口で正確な型式とエラーコードを伝えることで、オペレーターは必要な交換部品の目星を即座につけることができます。結果として部品の取り寄せ日数が短縮され、最短ルートでお湯の出ない不便な生活から脱出できるようになります。
日立製の給湯器をメンテナンスしながら大切に使い続けていても、年数が経つとどうしても機械自体の寿命や配管の劣化が訪れます。お湯が出なくなるトラブルは、ある日突然やってくるケースがほとんどです。大信建設では、ただ機器を取り替えるだけの作業にとどまらず、住まい全体の水回りを守る主治医として、お客様がこの先10年、15年と安心して暮らせる施工をお届けしています。
給湯器の不調で伺った現場では、本体の故障だけでなく、普段は目に見えない部分に大きな問題が潜んでいることが少なくありません。特にタンクの下にあるコンクリート基礎のひび割れや、配管を覆う保温材の劣化は、重大な事故を引き起こす引き金になります。
格安工事を売りにする業者の中には、機器本体だけを交換して古い配管や劣化した保温材をそのまま使い回すケースも見受けられます。しかし、紫外線や雨風でボロボロになった保温材を放置すると、冬場の厳しい寒さで配管内の水が凍結し、破裂事故を起こして床下浸水につながる危険があります。
| 点検・施工箇所 | 格安業者の対応 | 大信建設のこだわり施工 |
|---|---|---|
| タンク下の架台基礎 | 目視のみで傾きを放置 | 水平器で測定し地盤沈下やひび割れを補修 |
| 追いだき・給水配管 | 既存の古い配管を再利用 | 耐候性の高い最新配管へ新設または交換 |
| 配管の保温材 | 破れを簡易テープ補修のみ | 根元まで二重巻きで隙間なく施工し凍結を防止 |
| 逃し弁・排水周り | 試運転で水が出るかのみ確認 | 排水管の詰まりや勾配まで徹底確認 |
配管の接続部分や基礎の状態まで細かくチェックし、トラブルの根本原因を取り除くことが、結果として住まいを長持ちさせる一番の近道になります。
真冬や夜間にお湯が出なくなると、お風呂に入れず洗い物もできなくなり、日常生活が完全にストップしてしまいます。大信建設は、神奈川県海老名市を拠点として神奈川県全域や東京都内を迅速にカバーできる体制を整えています。
急な故障でお困りの際も、最短1日で現地調査とお見積もりに駆けつけます。現場経験が豊富な職人が直接状況を確認するため、無駄な中間マージンを省いた適正価格でのご提案が可能です。
お電話やメッセージをいただければ、専門スタッフが状況をお聞きし、今日からできる応急処置のアドバイスも含めて迅速にサポートいたします。
給湯器が寿命を迎える設置後10年から15年の時期は、実はお風呂の浴槽やタイル、洗面所などの水回り設備全体が傷み始めるタイミングでもあります。
機器の交換をご相談いただいた際に、浴室暖房乾燥機の導入や、冷え込みを防ぐ断熱性の高いユニットバスへのリフォームを同時にご検討されるお客様が増えています。給湯器の交換と浴室の改修をまとめて行うことで、工事の工程を1回に集約でき、別々に工事を依頼するよりも費用や工期を大幅に抑えられる大きなメリットが生まれます。
業界人の目線でお話しすると、給湯設備とお風呂場を同時に見直すことで、追いだき配管を壁の裏まで完全に新品へ入れ替えることができ、長年蓄積したタンクや配管の汚れの悩みを根本から解消できます。
日立製の給湯器のメンテナンスを重ねてそろそろ限界かなと感じたときは、ぜひ大信建設へお気軽にご相談ください。家族全員が心地よく温まれる、理想の住環境づくりを全力でお手伝いいたします。
著者 – 大信建設
神奈川県や東京の現場で1,000件を超える住まいの修繕や設備交換に携わってきた中で、冬場に突然お湯が出なくなり、切迫したご相談をいただくケースが後を絶ちません。駆けつけた現場で給湯器を確認すると、不調の原因の多くは本体の寿命ではなく、長年蓄積したタンク内の汚れや、ご自身での誤ったメンテナンスによる二次被害でした。
以前、エラー表示が出た際に慌ててブレーカーの再起動を何度も繰り返してしまい、本来なら簡単な処置で済んだはずの電子基板をショートさせてしまったお住まいがありました。また、水抜きを試みたものの逃し弁レバーが中途半端な位置のまま放置され、敷地内が水浸しになってしまったトラブルも目の当たりにしています。こうした間違った対処で高額な修理費用が発生し、数日間もお風呂が使えずに困り果てるご家族の姿を見るたび、胸が締め付けられる思いでした。
日立製のエコキュートは非常に優れた設備だからこそ、正しい水抜きの要領やエラー時の安全な対応を知っていれば、大きなトラブルを防いで10年、15年と快適に使い続けられます。ネット上にある曖昧な情報で無理にいじって故障を悪化させてしまう前に、安全かつ確実に寿命を延ばすための正しい知識を届けたいと考え、施工現場の視点からこの記事をまとめました。
COLUMN
