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2026.08.26

マンションの床リフォームで見積もりを取った際、業者ごとに解体撤去の金額が大きく異なり困惑される施主様は少なくありません。直貼りフローリングの剥がし単価は1平米あたり2,000円から4,500円程度が相場ですが、単にこの解体単価の安さだけで発注先を決めると、後から高額な追加費用を請求されるリスクがあります。
直貼り工法はコンクリートスラブへ強力な接着剤で全面固定されているため、表面の木材を剥がす手間だけでなく、床に残ったボンドを削り取る下地ケレン作業や、モルタル補修、産業廃棄物の処分費が工事全体の総額を大きく左右します。格安の解体業者が下地処理を雑に終わらせた結果、床職人から二重にケレン費用を請求されたり、入居後に深刻な床鳴りが発生したりする現場トラブルは後を絶ちません。
内装解体工事で無駄なコストを削り、手抜き工事を防ぐためには、見積書の内訳や共用廊下の養生費、遮音等級に関わる管理規約の確認が必須です。本記事では、平米単価の相場や広さ別の総額シミュレーション、追加請求を防ぐ見積もりチェック術まで、現場の実務目線で詳しく解説します。後悔のない床張替を実現するための判断基準として、ぜひ最後までお役立てください。
CONTENTS
マンションのリフォームや中古物件の購入に伴い、床の張り替えを検討する際に見積書を見て驚く方が少なくありません。一般的な床材に比べて、直貼りフローリングの解体費用は高めに設定されているケースが多いためです。
適正な価格で納得のいく工事を行うためには、まず相場感と費用の内訳を正しく知ることが重要になります。
コンクリートスラブの上に直接貼り付けられている直貼りフローリングの剥がし作業は、1平米(m²)あたり約2,000円から4,500円が撤去単価の相場となります。
| 作業項目 | 1平米あたりの相場価格 | 備考 |
|---|---|---|
| 直貼りフローリング剥がし撤去 | 2,000円〜4,500円 | 接着剤の固着状態や築年数により変動 |
| 廃材処分費(産業廃棄物) | 1,000円〜2,500円 | 木くずとウレタンフォームの混合物処理 |
| 下地調整(ケレン作業・清掃) | 1,000円〜3,000円 | 残留ボンドの削り取り作業 |
既存の床材に使われているウレタン系やエポキシ系の接着剤がどれほど強力に残っているかによって、作業の手間や機械工具の使用頻度が変わり、単価が上下します。
直貼りフローリングの解体工事は、単に床材をめくるだけの作業ではありません。見積書をチェックする際は、次の3つの内訳がしっかりと考慮されているかを確認してください。
表面の木部を剥がしただけでは、下地に強固な接着剤の塊が残ってしまいます。この凸凹を削り取るケレン処理を行わなければ、新しく貼るフローリングが綺麗に納まりません。
平米単価にはどこまでの工程が含まれているのか、事前に見積もりの詳細を確かめることがトラブルを防ぐポイントです。
直貼り工法が他の床材と比べてどのくらい費用に差があるのか、床材別の解体単価を比較しました。
| 床材の種類・工法 | 剥がし平米単価の相場 | 解体時の特徴と難易度 |
|---|---|---|
| 直貼りフローリング(遮音) | 2,000円〜4,500円 | コンクリート直貼りのため専用工具とケレンが必須 |
| 釘留め複合フローリング(二重床など) | 1,000円〜2,000円 | 下地合板から釘を抜いて解体するため比較的容易 |
| フロアタイル(塩ビ系) | 800円〜1,800円 | 接着力によるが厚みが薄く手作業でも剥がしやすい |
| クッションフロア(CF) | 600円〜1,500円 | 比較的柔らかくスラブへのダメージも少ない |
| タイルカーペット | 500円〜1,200円 | ピールアップボンドのため剥がし作業が容易 |
木造住宅などで主流の捨て貼り合板へ釘留めするフローリングに比べ、直貼りフローリングはコンクリートへ強力な接着剤で全面固定されています。
剥がす際に多大な労力と専用の電動剥がし機が必要になるため、解体撤去の単価が他の床材よりも高くなります。現場の状況を正しく把握し、適切な工程が組まれているかを見極めましょう。
直貼りフローリングの解体撤去を検討する際、単に平米あたりの金額を見るだけでは現場の実態と乖離してしまいます。下地処理や産廃処分まで含めた現実的な総額を広さ別に把握しておくことが、見積もりトラブルを未然に防ぐ最大のポイントです。
居室単位のリフォームで多い6畳や12畳の空間では、面積が小さいからといって単純な掛け算だけで収まらないケースが珍しくありません。接着剤の固着状態や下地ケレンの難易度によって変動する費用の全体感は次の通りです。
| 施工面積の目安 | 剥がし・撤去作業費 | 廃材処分費 | 下地ケレン・簡易補修 | 合計費用の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 6畳(約10㎡) | 20,000円〜45,000円 | 10,000円〜25,000円 | 10,000円〜30,000円 | 40,000円〜100,000円 |
| 12畳(約20㎡) | 40,000円〜90,000円 | 20,000円〜50,000円 | 20,000円〜60,000円 | 80,000円〜200,000円 |
6畳程度の一部屋のみを工事する場合、職人の半日〜1日分の人工代が最低保証として設定されるため、平米単価換算では割高に感じられる傾向があります。
ファミリータイプの中古マンション全体をフルリノベーションする場合、専有面積60㎡〜70㎡規模の床材撤去と下地処理が必要になります。
この規模になると、機械による効率的な剥がし作業が可能になる一方で、発生する廃材の総量が1トンを超えることも珍しくありません。
| 工事項目(60㎡〜70㎡想定) | 費用相場の目安 | 現場での注意ポイント |
|---|---|---|
| 直貼り床の解体・撤去工費 | 140,000円〜315,000円 | 専用の機械(自走式・手押し式床剥がし機)を使用 |
| 混合廃棄物としての処分費 | 70,000円〜175,000円 | 裏面ウレタン付着のため一般木くずより高額 |
| 全面下地ケレン・不陸調整 | 70,000円〜210,000円 | 新規床材の遮音規定をクリアするための精度確保 |
| 合計概算コスト | 280,000円〜700,000円 | 接着剤の劣化状態やスラブの強度で上下 |
解体面積が広がるほど、下地に残ったウレタンボンドの除去精度が新規フローリング施工時の床鳴りリスクや仕上がり精度に直結します。
集合住宅での内装解体工事では、専有部内の作業費以外にマンション特有の付帯費用が必ず計上されます。これらを見落とすと、予算オーバーの直接的な原因になります。
特に共用廊下からエレベーターまでの動線が長い物件では、床の傷防止や粉塵飛散を防ぐプラベニヤ・ブルーシート養生が厳格に求められます。
業界人の目線でお伝えすると、見積書に一式とだけ記載された諸経費の内訳を事前に確認し、養生範囲や搬出経路がどこまで含まれているかを明確にしておくことが、追加請求トラブルを回避する鉄則です。
マンションのリフォーム見積もりを見た瞬間、一般的な木造住宅の床解体と比べて撤去費用が割高に感じられ、疑問を抱く方も少なくありません。釘留め工法の床であればバール一本で軽快にめくれるのに対し、直貼り工法は解体の難易度が格段に上がります。費用が高く設定されている背景には、現場の職人が直面する構造上の障壁や専門的な処理工程が存在します。
直貼りフローリングは、建物の構造体であるコンクリートスラブの上に、ウレタン系やエポキシ系の強力な接着剤を隙間なく塗り広げて圧着固定されています。釘で下地に固定する工法とは異なり、床材と床スラブが一体化している状態です。
年数が経過した現場ほど接着剤はカチカチに硬化しており、手作業のバールだけで剥がすことはほぼ不可能です。専用の刃を取り付けた電動スクレーパーや床剥がし機などの機械を投入し、振動と衝撃をかけながら少しずつ削り進める必要があります。機械の損料や作業にかかる職人の拘束時間が長くなる点が、撤去単価を押し上げる最初の要因です。
| 床材固定工法 | 固定方法 | 主な撤去工具 | 解体作業の手間 |
|---|---|---|---|
| 捨て貼り工法(二重床など) | 下地合板への釘・ビス留め | バール・バッテリーブロワ | 比較的スムーズに手作業で解体可能 |
| 直貼り工法(マンション等) | スラブ面へのウレタン全面接着 | 電動スクレーパー・床剥がし機械 | 機械による削り作業と振動対策が必須 |
解体によって発生するゴミの処分費用も、直貼りならではの大きな特徴です。マンション用の直貼りフローリング材の裏面には、階下への音を遮るための特殊な防音ウレタンフォームやゴムクッションが一体成型されています。
| 廃棄物の種類 | 構成素材 | 産廃処理上の区分 | 処分費用の傾向 |
|---|---|---|---|
| 一般的な複合フローリング | 純粋な木材・合板 | 木くず | リサイクルルートに乗りやすく割安 |
| 防音直貼りフローリング | 木材・弾性ウレタン・硬化接着剤 | 安定型・管理型混合廃棄物 | 分別困難な複合材のため処分単価が高額 |
解体現場から出る発生材は、木材として単純にリサイクル処理へ回すことができません。木材とウレタン、そして硬化した接着剤が強固に混ざり合っているため、産業廃棄物法上の混合廃棄物として扱われます。中間処理施設での受け入れ基準が厳しく、処分単価そのものが木くず単体と比べて割高に設定されるため、全体のコストへ直接反映されます。
直貼りフローリングの解体において、真の勝負所となるのがフローリング材をめくった後の下地処理です。床材本体を剥がし終えても、コンクリート面には引きちぎられた裏足ウレタンや、頑固なボンド層がびっしりと残存します。
この残ったボンド層をサンダーや専用スクレーパーで削り取り、平滑なコンクリート面を復元する作業を下地ケレンと呼びます。もしケレン処理が不十分で下地にわずか1mmでも凹凸が残ると、新しく施工する床材が接着不良を起こしたり、踏むたびにギシギシと嫌な床鳴りを引き起こしたりします。後工程の品質と住まいの快適性を左右する重要な下地調整作業が必須となるため、剥がし工事には相応の技術料と手間代が組み込まれています。
内装解体工事の見積書を見て、他社より極端に安い単価が並んでいると魅力的に感じるものです。しかし、直貼りフローリングの解体撤去において、相場を大きく下回る格安見積もりには現場レベルでの裏があります。
表面の木材を剥がすだけの粗い解体を行い、本来必須となる下地処理工程を見積もりから除外しているケースが後を絶ちません。後から発生する追加請求や施工トラブルの実態について、現場目線で詳しく解説します。
直貼りフローリングの剥がし工事で最もトラブルになりやすいのが、コンクリートスラブに残った接着剤の処理です。解体専業の格安業者は、表面のフローリング材と裏面のクッション材だけを機械やバールで粗くめくり、作業を完了として現場を引き揚げてしまうことがあります。
コンクリート表面に硬化したウレタン系接着剤の凹凸が残ったままだと、後工程で入る床職人は新しい床材を平滑に施工できません。その結果、床職人が急遽ケレン作業を行うことになり、施主へ二重に追加費用が請求される事態に陥ります。
さらに厄介なのは、工期や予算の都合でボンドの削り残しを放置したまま新規フローリングを施工してしまうケースです。下地の不陸によって床材同士が擦れ合い、入居後に歩くたびギシギシと不快な床鳴りが発生する原因となります。
| 解体業者の対応パターン | 現場での実態 | 施主が被るリスク |
|---|---|---|
| 格安の解体業者 | 表面材のみ撤去しボンドを残す | 後工程でケレン費用が二重請求される |
| 下地処理を怠る施工 | ボンドの凹凸の上に新規床材を施工 | 入居後の床鳴りや早期の床材破損 |
| 適切な一貫施工業者 | 下地ケレンまで精密に削り落とす | 追加費用なしで高精度の仕上がりを確保 |
直貼りフローリングに使用される弾性ウレタンボンドは極めて強力で、築年数が経過するほど硬化してコンクリートスラブと一体化します。これを無理に強力な機械で引き剥がすと、接着剤だけでなくコンクリートの表層部分まで一緒にえぐり取ってしまう現象が起きます。
下地に深い凹凸や欠損が生じた場合、そのままでは新しいフローリングをきれいに張ることができません。段差を埋めて平滑な下地を作るため、接着強度の高いカチオン系樹脂モルタルを用いた補修工事が別途必要になります。
業界人の目線で見ても、事前の現場調査でコンクリートと接着剤の密着度を見極めず、剥がした後の補修リスクを説明しない業者は非常に危険です。最初の見積もりが安くても、下地補修代として平米あたり数千円の追加費用が計上され、最終的な支払総額が跳ね上がってしまいます。
見積書をチェックする際、工事内訳の記載方法には細心の注意を払う必要があります。特に直貼りフローリングの剥がし工事において、作業範囲が曖昧な一式表記はトラブルの温床になりがちです。
不透明な見積もりを見極めるためのチェックポイントを整理しました。
解体工事の平米単価だけを安く見せておき、現場が始まってから下地が想定以上に荒れていたという理由で高額な追加変更契約を迫る手法も存在します。内訳の数量や作業内容が細かく記載されているかを確認し、不明瞭な項目はその場で具体的な施工内容を業者へ確認することが失敗を防ぐ鉄則です。
マンションの床リフォームでは、単に床材をめくるだけでなく、建物全体のルールである管理規約をクリアしなければ工事を進められません。直貼りフローリングの解体は、階下や近隣住戸への影響がダイレクトに出る繊細な作業です。トラブルなくスムーズに工事を完了させるための必須ポイントを整理しました。
分譲マンションの多くは、管理規約によって床材の遮音性能が厳格に定められています。一般的には「LL45」またはさらに基準が厳しい「LL40」の遮音等級を満たす床材の選定が義務付けられており、解体後の新規床材選びだけでなく、申請の手続きにも細心の注意が必要です。
工事を開始する前には、管理組合や管理会社へ「工事申請書」を提出し、理事会の承認を得るプロセスが発生します。この際、単に申請書を出すだけでなく、新しく張るフローリングの遮音性能証明書や仕様書の添付を求められるケースがほとんどです。承認が下りるまでに2週間から1ヶ月程度かかることもあるため、解体スケジュールの逆算が欠かせません。
| 遮音等級 | 性能の目安 | 管理規約での採用例 |
|---|---|---|
| LL45 | イスの移動音や物の落下音がかすかに聞こえる程度 | 築年数を問わず多くのマンションで標準採用 |
| LL40 | 上階の生活音がほとんど気にならない高い遮音性 | 高級マンションや静粛性を重視する物件で指定 |
床を剥がした後のコンクリート下地の平滑度が狂っていると、どんなに高性能なLL45床材を張っても所定の遮音性能を発揮できず、階下への騒音トラブルに発展する恐れがあります。
直貼りフローリングの剥がし作業で発生する廃材は、裏面の防音クッションや劣化したウレタンボンドが付着しており、非常に重くかさばります。これらを台車でスムーズに屋外のトラックまで搬出するためには、共用部の徹底した養生が不可欠です。
エレベーターのかご内はもちろん、住戸の玄関前からエントランス、廃材を積み込む駐車場までの搬出ルート全体に養生マットやプラダンを敷き詰めます。この養生範囲の広さや搬出距離の長さによって、見積書内の「養生費・諸経費」の金額も変動します。
共用部を傷つけたり汚したりしてしまうと、管理組合からの工事中断指示や別途補修費用の請求につながるため、事前のルート確保と丁寧な養生作業が現場を守る防波堤となります。
スラブコンクリートに強固に固着した直貼りフローリングを剥がす際、現場では「電動スクレーパー」や専用の「床剥がし機」を使用します。刃先を高速で振動させてボンドを削り取るため、どうしても躯体を伝わる大きな打撃音と振動が発生してしまいます。
この振動と音は、隣の部屋だけでなく、スラブを通じて真下の階や斜め下の住戸へダイレクトに響き渡ります。近隣クレームを防ぐためには、工事着工の1週間前までに両隣・上下階への丁寧な挨拶回りを済ませ、特に大きな音が出る「剥がし作業の時間帯」を事前に明確に伝えておく配慮が欠かせません。
集塵機を併用して粉塵の飛散を抑えつつ、機械作業を一気に集中して終わらせる段取りの良さが、近隣トラブルを回避し工事を無事に成功させる職人の腕の見せ所です。
リフォーム費用を少しでも抑えたいとき、解体作業をご自身でやってみようと考える方も少なくありません。釘留めの床材であればバールを使って持ち上げられるケースもありますが、直貼りフローリングだけは絶対にDIYをおすすめできません。
直貼りフローリングは、コンクリートスラブの上に遮音ウレタンフォームと床材が強力な接着剤で一体化して貼り付けられています。この構造を力任せに解体しようとすると、想像を絶する重労働になるだけでなく、思わぬトラブルや追加出費を招くことになります。
直貼りフローリングの固定に使われているウレタン系やエポキシ系の弾性接着剤は、数十年単位で建物の揺れや衝撃に耐え続ける強靭な粘着力を誇ります。築年数が経過した現場ほど接着剤はカチカチに硬化しており、ホームセンターで購入できる手作業用のスクレーパーやバールでは歯が立ちません。
実際にプロの現場でも、手作業だけで綺麗に剥がすのは不可能に近いです。専用の床剥がし機や電動スクレーパーを導入し、刃先を小刻みに振動させながら少しずつ削り進めていきます。
| 工法・道具 | 作業スピード(6畳あたり) | 身体への負担 | 仕上がりの状態 |
|---|---|---|---|
| 手作業(バール・手動スクレーパー) | 2日〜3日以上(途中で断念する例多数) | 極めて重度(手首や腰を痛める) | 木部だけが割れてボンドとスポンジが大量に残る |
| プロの機械解体(電動床剥がし機) | 約2時間〜4時間 | 適切(専属職人による作業) | スラブ面を傷めずボンド層まで均一に除去 |
手作業で無理に引っ張ると、表面の化粧木材だけがバリバリと割れて剥がれ、床には頑固なウレタンボンドと遮音スポンジの残骸がびっしり残ってしまいます。この残骸を取り除く作業こそが最も難易度の高い工程であり、手工具だけで太刀打ちできるレベルではありません。
表面の木材をなんとか剥がし終えたとしても、その後に待ち受けているのがコンクリートに残った糊を削り落とすケレン作業です。このケレン作業を一般住宅の室内で専用設備なしに行うのは非常に危険です。
ディスクグラインダーなどで乾いたボンドや下地を削ると、部屋中が一瞬で真っ白になるほどの微細な粉塵が巻き上がります。
専門業者は、削り作業と同時に強力な集塵機を直結させて粉塵をダイレクトに吸い込みながら施工します。集塵設備がない状態での作業は、住まいだけでなくマンション全体の設備環境を汚染する引き金になりかねません。
DIYで最も恐ろしい失敗が、焦るあまり硬い工具を力任せに打ち込み、下地であるコンクリートスラブの表層をえぐり取ってしまうトラブルです。
直貼りフローリングの接着剤はコンクリートの表面と一体化しているため、無理な角度で刃物を入れると、コンクリートのノロ層(脆い表層部分)ごとボロボロと剥離して大きな凹凸ができてしまいます。
直貼りフローリングの剥がし単価を浮かせようとした結果、スラブに深い穴や段差を作ってしまい、新規床材を貼る前のカチオン系樹脂モルタルによる不陸補修代として別途数万円単位の追加費用を請求されるケースは後を絶ちません。
解体費を数万円削るつもりが、下地補修費用と専用工具のレンタル代、さらにはゴミの処分費用まで重なり、最初からプロに一括で任せるよりも最終的な支払総額が高くなってしまうという逆転現象が起きてしまいます。費用対効果と仕上がりの精度を考えれば、無理をせず最初から専門業者へ依頼することが何よりのコスト削減につながります。
床のリフォームで思わぬ出費やトラブルを防ぐためには、依頼する会社の見極めと見積書の精査が欠かせません。直貼りフローリングの解体は、一般的な釘留めの床と異なり、下地コンクリートの状態に施工品質が左右されるためです。ここでは後悔しないための業者選びと見積もりの見極め術を分かりやすくお伝えします。
解体専門の格安業者に撤去だけを頼むと、かえって総額が高くつくリスクがあります。解体業者は表面の木材とウレタンゴムを粗く剥がして作業を終えてしまい、床職人が作業現場に入った際に残ったボンドを見て追加費用を請求されるケースが後を絶ちません。
解体から新規床材の張り込みまで一貫して請け負う会社を選べば、仕上げの精度を見据えて下地ケレンや不陸調整まで責任を持って仕上げてくれます。
| 工事の発注形態 | メリット | デメリットと潜むリスク |
|---|---|---|
| 解体と内装施工の分離発注 | 解体単価の表面上の安さ | ケレン不足による二重請求や施工責任の押し付け合いが発生しやすい |
| 解体から施工までの一貫発注 | 責任の所在が明確で下地調整の品質が安定 | 解体単体の見積もり比較では割高に見える場合がある |
業者間の責任のなすりつけ合いを防ぎ、入居後の床鳴りを未然に防ぐためにも、ワンストップで対応できる施工会社への相談が賢い選択です。
信頼できるプロは、現地調査の段階で床の踏み心地や既存の接着剤の種類、下地コンクリートの状況を細かくチェックします。
築年数が経過した現場では、強力な接着剤の影響でコンクリート表層のノロ層が一緒に剥がれてしまうトラブルが起こりやすくなります。現地調査の段階でこうした下地補修の可能性まで説明してくれる会社は、施工経験が豊富で信頼が置けます。
見積書に解体工事一式としか書かれていない場合は注意が必要です。どのような作業が含まれているのか項目ごとに細かく分解されているかを確認しましょう。
【チェックすべき見積書の内訳項目】 ・直貼りフローリング剥がし撤去工費(平米単価の明記) ・廃材処分費(混合廃棄物・ウレタン付き木くずとしての適正処分) ・下地ケレン清掃費(残存ボンドの研削作業) ・下地補修費(カチオン系モルタル等による不陸調整の有無と単価) ・共用部および室内養生費・諸経費
内訳が不透明なまま契約を結んでしまうと、工事が始まってから下地のボンド除去は別料金ですと追加請求される危険性があります。
業界人の目線で見ても、下地ケレンや残材処分を作業内容として明確に分けて記載している業者は、現場の手間を正しく理解している証拠です。疑問点は契約前にすべて確認し、納得した上で工事を進めましょう。
マンションの床リフォームにおいて、直貼りフローリングの剥がし単価や下地処理の費用は、見積書の中でも特に不透明になりやすい部分です。解体費用が極端に安い業者に依頼した結果、下地に残ったウレタンボンドの削り残しが発生し、後から高額な追加費用を請求されたり、床鳴りトラブルに悩まされたりするケースは現場で後を絶ちません。
大信建設では、神奈川県や東京都を中心に、解体から下地調整、そして新しい床材の仕上げまでを自社で一元管理しています。見えない下地部分だからこそ、一切の妥協を排した確実な施工をお届けします。
直貼りフローリングの解体難易度は、建物の築年数や既存の接着剤の種類によって劇的に変化します。硬化したウレタン系やエポキシ系のボンドは、無理に剥がすとコンクリートスラブの表面まで一緒に破壊してしまうリスクを孕んでいます。
これまで1,000件を超える住まいの改修を手がけてきた経験から、現場調査の段階で下地の状態をミリ単位で見極めます。
| 診断項目 | チェック内容 | 仕上がりへの影響 |
|---|---|---|
| 既存接着剤の硬化度 | ウレタン系かエポキシ系かの判別 | 剥離時のスラブ損傷リスクの予測 |
| スラブ表層の強度 | コンクリート表層の脆さや浮きの有無 | カチオン系モルタル補修の必要性判断 |
| 遮音規定の確認 | マンション管理規約(LL45・LL40など) | 新規床材の選定および施工精度の担保 |
業界人の目線でお話しすると、解体だけを専門に行う業者の中には、木部だけを粗く撤去して分厚いボンドを残したまま現場を引き揚げるケースも見受けられます。後工程の職人が困り果て、結果として施主様の手残り資金を削る追加費用に発展してしまう構造的な欠陥を、事前の精密な下地診断によって未然に防ぎます。
見積書に「解体工事一式」とだけ記載されている契約は、後々のトラブルの元です。大信建設では、作業内容ごとに細かく項目を分けた透明性の高い見積もりを徹底しています。
現地調査から最短1日で詳細な見積書を作成し、なぜその工程と費用が必要になるのかを分かりやすく解説します。無駄な中間マージンをカットし、品質を落とさずに費用対効果を最大化する適正価格をご提案します。
直貼りフローリングの施工において、最も重要なのは剥がした後のコンクリートスラブの平滑度です。下地の凹凸がわずか1ミリ残っているだけでも、新しい床材を貼った後にギシギシとした不快な床鳴りや接着不良を引き起こします。
大信建設は、解体撤去から集塵機付きの専用機械によるケレン作業、モルタルでの平滑化、そして新規フローリングの貼り込みまでを一貫して担当します。
【大信建設のワンストップ施工フロー】
解体職人と内装職人の間で責任の押し付け合いが起きないため、施工品質のブレが一切ありません。神奈川や東京エリアで安心・確実な床張替や内装リフォームをご検討中の方は、ぜひ大信建設までお気軽にご相談ください。
著者 – 大信建設
マンションの内装リフォームにおいて、直貼りフローリングの解体撤去は見積もりの食い違いやトラブルが特に起きやすい工事です。他社の格安見積もりで解体だけを先行させた現場で、「下地のボンドが綺麗に削り落とされておらず、新しい床材が貼れない」と追加の下地調整費用が発生してご相談いただくケースを目にしてきました。
直貼り工法はコンクリートに強力な接着剤で密着しているため、木材を剥がした後の丁寧なケレン作業や下地補修を疎かにすると、後々の床鳴りや施工不良へ直結します。見積書の「解体一式」という大雑把な表記に惑わされ、後から予期せぬ二重請求に悩まされる施主様を一人でも減らしたいという強い思いから、実際の費用内訳や業者選びの要点をまとめました。
神奈川や東京の集合住宅における管理規約への配慮も含め、解体から仕上げまでを見据えた無駄のないリフォーム計画を進めるための判断材料としてお役立ていただければ幸いです。
COLUMN
