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2026.08.26

マンションや賃貸住宅の規約で外側にサンシェードやすだれを設置できず、窓の内側から差し込む猛烈な西日やジリジリとした日差しに悩まされるケースは少なくありません。手軽さを求めて100均の遮光シートや室内すだれを設置しても、熱が室内に蓄積してサウナ状態になったり、最悪の場合はガラスにヒビが入る熱割れトラブルを引き起こす危険性があります。
窓の内側からできる確実な日除けと遮熱の結論は、遮熱メッシュシート、遮熱ミラーフィルム、室内用アルミスクリーン、遮熱1級遮光カーテンの4大アイテムから、ガラスの種類や方角に適したものを正しく選定することです。太陽光による熱気を防ぐためには、単に光を遮るだけでなく、赤外線の反射とガラス面との間に滞留させない空気層の設計が成否を分けます。
突っ張り棒や吸盤を用いた賃貸でも傷をつけない設置術、目隠しやUVカットを両立させる選び方、さらには網入りガラスやペアガラスの破損を防ぐ安全基準まで、現場目線の実務ノウハウを体系化しました。自己流の対策で無駄な出費とガラス交換のリスクを背負う前に、最小限のコストで室温上昇を抑え、夏の冷房効率を最大化する正しい手順をご確認ください。
CONTENTS
夏場にエアコンをフル稼働させているのに、リビングや寝室がサウナのように蒸し暑いと感じることはありませんか。日差しが強い時間帯になると、窓際からジリジリと強烈な熱気が押し寄せてきて、設定温度をどれだけ下げても冷房の効きが悪くなってしまいます。
実は、室内の温度上昇を食い止めて毎月の電気代をしっかり抑えるためのカギは、窓の内側で行う日除けと遮熱の工夫にあります。外側にサンシェードやすだれを設置できない環境であっても、正しい知識とアイテムの組み合わせさえ押さえれば、部屋の涼しさは見違えるほど変わります。
夏の暑さ対策を考える上で、まず知っておくべき決定的な事実があります。一般社団法人日本建材・住宅設備産業協会の調査データによると、夏に住まい全体へ入り込んでくる熱のうち、およそ73パーセントが窓やドアといった開口部から侵入しています。
| 熱の侵入経路 | 割合(夏期) | 主な特徴と影響 |
|---|---|---|
| 窓やガラス戸などの開口部 | 約73% | 直射日光と放射熱が直接部屋を暖める最大の原因 |
| 外壁 | 約11% | 壁面が熱を蓄えて夜間にじわじわ放出される |
| 屋根・天井 | 約11% | 最上階の部屋に熱気がこもる要因になる |
| 床 | 約3% | 地面からの熱影響は比較的少ない |
| 換気口など | 約2% | 外気の流入によるわずかな温度変化 |
壁や天井にいくら断熱材が入っていても、無防備な窓ガラスを日差しが突き抜けてしまえば、部屋の中に巨大な暖房器具を置いているのと変わりません。だからこそ、窓から差し込む熱エネルギーをいかに遮るかが、夏の省エネと快適な空間づくりの最優先課題となります。
遮熱対策として最も効果的なのは建物の外側で直射日光を遮ることですが、マンションや賃貸住宅ではそう簡単にいかない現実があります。
このように、外側に対策を取りたくても規約や安全面、近隣への配慮から断念せざるを得ないケースが非常に多いのが実情です。そのため、室内側から手軽かつ安全に行える日除け対策が強く求められています。
外側に日除けが付けられないからといって諦める必要はまったくありません。窓の内側からの対策であっても、熱を跳ね返す反射と、熱を閉じ込める空気層の2つをしっかり意識すれば、エアコンの冷房効率を劇的に高めることが可能です。
多くの人がやってしまいがちな失敗として、ただ黒い布や遮光カーテンで直射日光を遮ってしまうケースがあります。黒い素材は光を遮る一方で熱を強く吸収するため、室内側でカーテン自体が熱を持ち、結果として部屋の中に熱気が充満してしまいます。
内側対策で確実な効果を出すためのポイントは以下の通りです。
熱の伝わり方を押さえた工夫を取り入れるだけで、日中の室温上昇をしっかり抑えられ、エアコンの稼働負荷を減らして快適な夏を過ごせるようになります。
外側にサンシェードやすだれを設置できないマンションや賃貸住宅では、窓の内側で日除けと遮熱の対策を万全に整える工夫が欠かせません。しかし、手軽な道具を適当に選んでしまうと、熱が室内にこもって冷房の効きが悪くなったり、窓ガラスに負荷をかけてしまったりする失敗につながります。
内側から設置できる代表的な4大アイテムの特徴や性能の差を一覧表にまとめました。ご自宅の窓環境に合わせて最適な選択肢を見極めていきましょう。
| アイテム名 | 遮熱性 | 部屋の明るさ | 目隠し効果 | 賃貸での手軽さ |
|---|---|---|---|---|
| 遮熱メッシュシート | ◯(程よく遮熱) | ◎(視界良好) | ◎(昼間は見えない) | ◎(吸盤やテープで簡単) |
| 遮熱ミラーフィルム | ◎(日射を反射) | ◯(適度な採光) | ◎(鏡面で反射) | △(水貼り作業が必要) |
| 室内アルミスクリーン | ◎(強力カット) | △(やや暗くなる) | ◎(完全遮断) | ◯(S字フック等で吊るす) |
| 遮熱1級遮光カーテン | ◯(熱気を遮断) | ×(部屋が暗い) | ◎(夜間も安心) | ◎(レールに掛けるだけ) |
それぞれのアイテムが持つ強みと設置時の注意点を現場目線から詳しく紐解いていきます。
室内が暗くなりすぎるのを防ぎつつ、日差しや外からの視線をスマートに遮りたい方には遮熱遮光メッシュシートがぴったりです。細かな網目状の特殊繊維が直射日光を適度にカットしながら、外の景観をほどよく残してくれます。
マジックテープや吸盤を使って窓枠やサッシへ簡単に固定できるため、賃貸住宅でも壁や窓を傷つけずに取り付けられます。風を通す素材であれば、窓を開けた際にも心地よい風を取り込みながらプライバシーをしっかり守れる点が大きな魅力です。
窓ガラスに直接貼り付ける遮熱ミラーフィルムは、太陽光に含まれる強い赤外線や紫外線を外側へ跳ね返す反射性能に優れています。屋外側からは鏡のように反射して中が見えなくなるため、日中の防犯やプライバシー保護にも絶大な威力を発揮します。
ただし、ガラスの内部に熱を溜め込みやすい性質があるため、網入りガラスや複層ペアガラスに貼ると急激な温度差によってガラスが自壊するトラブルが現場でも報告されています。貼り付ける窓のガラスの種類を事前によく確認し、熱割れ防止に対応した専用フィルムを選ぶ配慮が大切です。
アルミ蒸着加工が施された室内用の遮熱スクリーンは、強烈な西日やジリジリとした輻射熱を物理的にシャットアウトする頼もしい存在です。既存のカーテンレールにS字フックで引っ掛けるだけで数分で設置が完了します。
業界人の目線でお伝えすると、アルミスクリーンを垂らす際はガラス面との間に指2本分ほどの隙間を空けて通気性を確保するのが部屋をサウナ状態にしない秘訣です。密着させずに空気の通り道を作ってあげることで、跳ね返した熱がカーテンの隙間からスムーズに上部へ逃げ、冷房効率が格段にアップします。
最も手間をかけずに部屋全体の断熱性を高めたい場合は、遮熱機能を持つ1級遮光カーテンや、裏地として後付けできるカーテンライナーの導入が確実です。高密度な特殊織りや裏面のコーティングが、夏場の熱気はもちろん冬場の冷気の侵入まで強力にブロックします。
インテリアの雰囲気を損なわずに設置できるため、寝室やリビングの電気代を抑えたい場面で即効性のある暑さ対策として重宝します。ご自身のライフスタイルや方角の悩みに合わせてベストなアイテムを組み合わせてみてください。
手軽にできる暑さ対策として人気のアイテムですが、設置の仕方を間違えると期待したほどの涼しさが得られないばかりか、かえって室温を上げてしまうトラブルが起きています。失敗の原因を正しく把握し、窓の内側でしっかり日除けと遮熱の効果を発揮させる設置方法を取り入れましょう。
天然素材のすだれを室内に吊るしたのに、思ったより部屋が冷えないと感じた経験はありませんか。その原因は、日射熱を室内側で受け止めてしまう熱こもり現象にあります。
窓の外側にすだれを付ければ直射日光を建物の外で跳ね返せますが、部屋の内側に吊るすと、一度ガラスを通り抜けた太陽熱をすだれ自身が吸収します。熱をたっぷり吸い込んだすだれは、まるで巨大な蓄熱暖房機のように遠赤外線を室内へ放ち続けるため、エアコンをつけても冷えにくい蒸し風呂状態を作り出してしまうのです。
ダイソーやセリアなどの100均ショップでは、手軽に買えるアルミシートや簡易サンシェードが豊富に揃っています。ワンコインで試せる手軽さは大きな魅力ですが、長期間の使用には注意が必要です。
| 項目 | 100均の遮熱・遮光グッズ | ホームセンター・専門メーカー品 |
|---|---|---|
| コスト | 110円〜330円程度で最安 | 2,000円〜5,000円前後 |
| 遮熱・UVカット性能 | 一時的な日差し除けレベル | 高い熱反射率と紫外線カット率 |
| 耐久性 | 夏の途中でボロボロになりやすい | 複数シーズン繰り返し使用可能 |
| 見た目・インテリア性 | 簡易的で生活感が出やすい | 部屋になじむ質感やデザイン |
100均のアルミ蒸着シートは薄手のため、強烈な西日や紫外線に数週間さらされるとアルミ部分が粉を吹いて剥がれたり、ボロボロと破れたりすることがあります。まずはワンシーズンのお試しや、小窓の応急処置として割り切って使うのが賢い選択です。
まぶしさを防ぐために黒い遮光シートや暗幕を窓ガラスにぴったり貼るのは、最も避けたい失敗例の一つです。
黒色は光を100パーセント近く吸収するため、シート自体の温度が50度から60度近くまで跳ね上がります。部屋が昼間でも真っ暗になって照明代がかさむだけでなく、熱源が窓際に張り付いている状態になるため、冷房効率が著しく低下してしまいます。
賃貸住宅でも窓枠を傷つけずに内側の日除け効果を最大化するには、ガラス面とシートの間に空気の通り道を作ることが鉄則です。
【熱気をこもらせない設置レイアウト】
[ 窓 ガ ラ ス ] │ │ ←【隙間 3〜5cm の通気層】 │ [ 遮熱シート(突っ張り棒で吊り下げ) ] │ ▼(熱気は上部から逃がしてサーキュレーターで循環)
業界人の目線でお伝えすると、窓ガラスにシートを直貼りせず、突っ張り棒や吸盤フックを使ってガラスから約3cmから5cm離して吊るすのがポイントです。
この通気層を設けるだけで、シートが抱え込んだ熱がスムーズに天井方向へ逃げ、室内に熱がダイレクトに放射されるのを防ぐことができます。
窓の内側から手軽にできる日除けや遮熱対策として、吸盤付きの遮光シートや遮熱フィルムを窓ガラスへ直接貼ろうと考えている方は非常に多くいらっしゃいます。手軽に西日を遮断してエアコンの効きを良くしたいという思いとは裏腹に、施工現場ではガラスが突然バキッと音を立てて自壊してしまう事故の相談が後を絶ちません。この現象は熱割れと呼ばれ、ガラスの構造と熱の伝わり方を無視したアイテム選びによって引き起こされます。
熱割れとは、太陽からの日射熱によってガラスの中央部が高温になり膨張する一方で、アルミサッシに埋め込まれた端部は日光が当たらず冷たいまま留まることで発生します。ガラスの内部で生じる熱膨張の引っ張り応力に耐えきれなくなった瞬間、ガラスの端から中央に向かって特徴的な一本筋やジグザグのヒビが入ってしまうのです。
特に黒い遮光シートや熱吸収率の高い断熱フィルムを室内側から直貼りすると、シート自体が太陽熱を強力に吸収して高温の蓄熱材となり、ガラスの中央部だけを異常な温度まで急加熱してしまいます。
| ガラスの種類 | 熱割れリスクの高さ | 主な理由と構造的特徴 |
|---|---|---|
| 単板透明ガラス | 低 | 単層構造のため熱が滞留しにくく比較的安全 |
| 網入りガラス | 極めて高い | 封入された金属ワイヤーが熱膨張しガラスを内側から破壊 |
| 複層ペアガラス | 高い | 中空層の空気が熱で膨張しガラス内側に熱がこもりやすい |
| Low-E複層ガラス | 極めて高い | 特殊金属膜が熱を反射・吸収するため温度差が激化する |
熱割れ事故を防ぐためには、対策を施す前にご自宅のガラスの種類を正確に見極める必要があります。
防火地域などで指定されているマンションや住宅に多いワイヤー入りの網入りガラスは、金属線が入っているため一見頑丈に見えますが、ガラスと金属の熱膨張率の差により熱割れに対して最も脆弱です。また、ガラスの端部に小さな黒いスペーサーが見える複層ペアガラスも、室内側に熱を閉じ込める構造のため直貼りシートは原則として避けるべきです。
業界人の目線でお伝えすると、築年数が浅い住宅に標準採用されているLow-E複層ガラスの室内側に市販の安価な遮光フィルムを貼ってしまい、たった1回の真夏日でガラス全面にヒビが入って高額なガラス交換工事に至った事例が実際に発生しています。
賃貸物件や熱割れリスクの高いガラス窓であっても、安全かつ確実に日射熱を遮る方法は存在します。ポイントはガラス面に熱を吸収させないことと空気の通り道を遮らないことの2点です。
ガラスに貼る場合は、熱を吸収する黒色タイプではなく、日差しを鏡のように跳ね返す高反射タイプのフィルムや熱割れ計算がされた専用品を選びます。
ガラス面に直接触れさせず、カーテンレールやS字フックから吊り下げることで、ガラスとスクリーンの間に数センチの空気層を確保し熱割れを完全に回避します。
サッシ枠の内側に突っ張り棒を渡し、通気性のある遮熱メッシュ生地を設置すれば、風通しを維持したまま窓辺の温度上昇と眩しさを強力にカットできます。
ガラスの特性に合わせた正しい日除けアイテムを選び、安全で涼しい快適な室内環境をつくり出しましょう。
窓から入る日差しの強さや熱の性質は、部屋の方角や窓の大きさ、用途によって大きく異なります。同じ遮熱アイテムを使っても、取り付ける場所を間違えると「部屋が暗すぎる」「思ったより熱が引かない」といった失敗につながります。窓の個性に合わせて内側の日除け対策を使い分けましょう。
| 方角・窓タイプ | 主な日差しの特徴 | おすすめの窓の内側の遮熱・日除け対策 |
|---|---|---|
| 西向きの窓 | 夕方の強烈な日差しと低い太陽高度 | 遮熱ミラーフィルムや遮光1級カーテンの二重使い |
| 南向きの掃き出し窓 | 日照時間が長く上からの強い直射日光 | 遮熱メッシュシートや通気性のある遮熱スクリーン |
| 小窓(キッチン・浴室) | 湿気や油煙、視線が気になりやすい | つっぱり棒を活用した遮光・防水ロールスクリーン |
| 車窓・ワークスペース | 一時的な強い日射しと作業性の両立 | 吸盤固定式のポータブル日よけシェード |
夕方に低い角度から差し込む西日は、部屋の奥深くまで光と熱が届くため、壁や床に熱が蓄積して夜まで室温が下がらない原因になります。
西日対策で最も重要なのは、日射熱を窓際で強力に跳ね返すことです。窓ガラスに遮熱ミラーフィルムを貼り、さらに内側に遮熱1級遮光カーテンを組み合わせると、外からの熱を二重で遮断できます。
寝室の場合は、遮光性を高めることで夕方の室温上昇を抑え、就寝時のエアコン効率を大幅に高められます。
南向きの大きな掃き出し窓は、日中の日照時間が最も長く、室内に熱を取り込みやすい場所です。ただし、真っ暗な遮光カーテンで完全に日差しを遮ってしまうと、昼間でも照明が必要になり、電気代がかさんでしまいます。
南向きの窓には、視界と自然な明るさを保ちながら赤外線を反射する遮熱遮光メッシュシートや、透け感のあるレース調の遮熱スクリーンが適しています。日差しを適度に和らげつつ、外からの視線を遮る目隠し効果も同時に得られます。
カーテンレールが付いていない小窓やスリット窓、水回りの窓には、工具不要で手軽に設置できるつっぱり棒式のロールスクリーンが役立ちます。
壁に穴を開けずに1cm単位でサイズを合わせられるため、賃貸住宅でも安心して隙間なく日差しをカットできます。
固定式の対策が難しい場所や一時的な作業スペースには、吸盤や静電気で貼り付けるポータブル日よけシートが便利です。
駐車中の車内はダッシュボードが高温になりやすいため、フロントガラス用のアルミサンシェードに加えて、サイドの窓の内側に吸盤付きの遮熱メッシュをセットすると、乗り込み時のモワッとした熱気を大幅に軽減できます。
オフィスのデスク横や書斎の窓など、パソコン画面への日差しの映り込みが気になる場所でも、手軽に着脱できるシートなら必要な時間帯だけスマートに遮熱できます。
窓の内側で行う日除けや遮熱対策は、アイテムをただ設置するだけでは本来の性能を半分も発揮できません。室内側に熱を入れないためのちょっとした工夫や正しい設置手順を押さえるだけで、体感温度やエアコンの効き具合は劇的に変わります。現場での施工経験をもとに、今日からすぐに実践できるプロ直伝のテクニックを分かりやすく解説します。
遮熱スクリーンやアルミシートを窓枠の内側に取り付ける際、ガラス面にぴったり密着させてしまうのは逆効果です。日差しを浴びたガラスとシートの間には強烈な熱気が閉じ込められ、逃げ場を失った熱が室内にじんわりと再放射されてしまいます。
熱をスムーズに逃がすためには、ガラス面とスクリーンの間に最低でも3cm以上の空気層(隙間)を確保するのが鉄則です。
【熱気を逃がす通気レイアウトのイメージ】
屋外側(太陽光・紫外線・赤外線) ↓ [ 窓ガラス ] ↓ [ 空気の通り道(3cm以上の隙間)] = 暖められた空気が上昇して抜ける ↓ [ 遮熱スクリーン / メッシュ ] ↓ 室内側(涼しさをキープ)
上下を完全に塞がず、スクリーンの上部や足元に数センチの逃げ道を作っておくことで、温まった空気が自然と上昇気流に乗って上部から抜けていきます。この空気の通り道があるだけで、窓際特有のモワッとした熱気が部屋全体に広がるのを強力に防ぎます。
賃貸住宅にお住まいの場合、窓枠やガラスに粘着テープの跡が残ってしまう退去時のトラブルは絶対に避けたいところです。強力な両面テープやマジックテープを直接サッシに貼るのではなく、下地処理をひと工夫するだけで跡を残さずキレイに原状回復ができます。
| 設置方法 | メリット | 注意点・剥がし方のコツ |
|---|---|---|
| マスキングテープ下地 | 窓枠を傷めず手軽に貼れる | 紫外線で劣化する前に年1回貼り直す |
| 養生テープ併用 | 粘着力と剥がしやすさのバランスが良い | 手でまっすぐ切れて作業がスムーズ |
| 吸盤+補助板 | ガラス面を一切汚さず固定できる | 定期的に吸盤の吸着力を確認する |
サッシ枠にまず弱粘着のマスキングテープや塗装用養生テープを貼り、その上から強力両面テープやマジックテープを重ねて固定してください。これだけで、剥がすときは下地のテープごとスルリと取れるため、ベタつきやサッシの塗装剥がれに悩まされる心配がなくなります。
夏の遮熱対策として導入したアイテムを、冬の断熱や防寒にも使い回せるとコストパフォーマンスは一気に跳ね上がります。窓の内側対策グッズを選ぶときは、夏の日射カットだけでなく冬の冷気遮断や結露防止まで見据えた素材選びが賢い選択です。
季節の変わり目ごとにアイテムを買い替える手間を省き、1年中快適な室温を保ちながら電気代の節約に繋げましょう。
内側の日除け対策を施していても、真夏の昼下がりや強烈な西日が差し込む時間帯は、どうしても窓とカーテンの隙間に熱気がたまります。この熱気だまりを放置すると室内の冷房効率が落ちてしまうため、サーキュレーターや扇風機を正しく配置して熱を散らすのがポイントです。
サーキュレーターの風を窓際の上部に向けて斜め上へ送風してください。
窓辺に滞留した熱い空気は天井付近に集まる性質があります。天井に向かって風を送り空気をかき混ぜることで、エアコンの冷気と効率よく混ざり合い、部屋全体の温度ムラが一瞬で解消されます。エアコンの設定温度を無理に下げることなく、体感温度をグッと引き下げられる非常に効果的な裏ワザです。
突っ張り棒や100均のシートを使った工夫は、手軽で費用も抑えられる魅力的なアプローチです。しかし、真夏の強烈な西日や連日の猛暑が続くと、窓の内側で行う日除けや遮熱のDIYだけでは室内のジリジリとした暑さを抑えきれないケースも少なくありません。
日差しを遮っても窓ガラス自体が熱を持ち、そこから室内にじわじわと放射熱が広がる現象は、簡易的な対策だけでは防ぎきれない構造上の壁が存在するためです。何度もシートを貼り替えたり暗さに耐えたりする日々にストレスを感じ始めたら、住まい全体の快適性を根本から引き上げるプロの施工を視野に入れるタイミングです。
市販の遮熱フィルムや遮光スクリーンは、日射熱の一部を跳ね返す点において優れたアイテムです。ただし、ガラス面と室内の間に生まれる熱だまりまでは完全にシャットアウトできません。
一方で、既存の窓の内側にもうひとつ窓を新設する内窓(二重窓)リフォームは、熱の伝わり方を根本から遮断します。今ある窓と新しい窓の間に生まれる分厚い空気の層が、強力な断熱壁となって外からの熱気侵入をブロックするためです。遮熱高断熱複層ガラス(Low-Eガラス)を採用すれば、部屋の明るさをしっかりキープしたまま、日射熱と紫外線を大幅にカットできます。
| 比較項目 | 市販の遮熱シート・室内すだれ | プロ仕様の内窓(二重窓)設置 |
|---|---|---|
| 遮熱・断熱性能 | 窓際の一時的な日射を軽減 | 部屋全体の温度上昇を強力に抑制 |
| 熱割れリスク | ガラスの種類によってヒビ割れリスクあり | ガラスを傷める心配がなく安全 |
| 採光と視界 | 部屋が暗くなったり外が見えにくくなる | 透明感を保ちながら熱とUVだけを遮断 |
| 耐久年数 | 約1年から3年(貼り替えが必要) | 数十年単位で効果が長持ち |
| 冬場の効果 | 限定的(結露で剥がれる場合あり) | 結露を強力に抑え暖房効率もアップ |
一度内窓を取り付けてしまえば、毎年のようにシートを買い直したり貼り直したりする手間から完全に解放されます。夏の冷房だけでなく冬の暖房効率も劇的に高まるため、年間の電気代削減にも大きく貢献します。
夏場の湿気を含んだ猛暑と、冬場の冷たい乾燥した空気が特徴の神奈川・東京エリアでは、住まいの立地や窓の方角に応じた適切なガラス選びが欠かせません。
たとえば、南向きのリビングにある大きな掃き出し窓には光を取り込みつつ熱を跳ね返す遮熱タイプのLow-E複層ガラス、西日が強烈に当たる寝室や小窓には日射遮蔽性能を極限まで高めた仕様など、窓ごとに最適な組み合わせを選ぶことが大切です。
現場の経験から見ても、すべての窓に最高クラスの設備を導入するのではなく、暑さの原因となっている窓を見極めてピンポイントで対策することが、費用対効果を最大化させる賢い選択といえます。
内窓の設置工事は、大がかりな壁の解体などを必要としません。今ある窓枠スペースを活用して取り付けるため、1窓あたりわずか1時間ほど、家全体の工事でも最短1日で完了する手軽さも大きな魅力です。
施工前には、窓枠のミリ単位の歪みやサッシ周辺の隙間を専門スタッフが細かく採寸し、気密性を損なわない完璧な納まりを実現します。
毎日の暮らしで感じる窓際の暑さや冷房の効きの悪さに悩んでいるなら、まずは現場の状況をプロの目で確認してもらうことから始めてみてください。納得のいく住まい環境づくりを全力でお手伝いします。
著者 – 大信建設
神奈川や東京の住宅・マンションに伺うなかで、「日差しが強くてエアコンが効かない」「外側にシェードを付けられない」という夏の暑さに関するご相談をいただきます。その際によく目にするのが、室内側に100均の遮光シートやすだれを誤った方法で設置してしまい、ガラスとスクリーンの間に熱がこもって室内がサウナのようになっている失敗です。さらに深刻な事例では、熱の滞留によって網入りガラスやペアガラスにヒビが入る「熱割れ」を引き起こし、余計な交換費用が発生してしまったケースも実際に立ち会ってきました。
内側からの日除けは、ただ光を遮るのではなく「熱の反射」と「空気の逃げ道」を正しく計算しなければ効果を発揮しません。自己流のDIYでガラスを破損させたり無駄な出費を重ねたりする前に、現場目線で本当に効果があり安全な遮熱対策の正しい知識を届けたいと考え、本記事をまとめました。
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